電車内で見かける「困っている人」に対し、あと一歩の勇気が出ずに後悔した経験はないだろうか。そんな日常の小さな葛藤と、連鎖する善意の温かさを描いたパパコマさんの投稿に、多くの読者から共感の声が寄せられている。
ある日の電車内での出来事。作者は、車内でよく見かける白杖を持った男性を手助けした。すると、その様子を見ていた見ず知らずの女性から「ありがとうございます」と思いがけないお礼を言われる。話を聞くと、彼女は自分も手助けをしたいと気づいていながら、勇気が出せずに実行できなかったことを後悔していた。
すると、そのやり取りを見ていた別の女性が、白杖の男性の手を取り席を譲ったのだ。乗客たちの小さな気遣いが重なり、車内の空気が優しく変わった瞬間だった。
この出来事を経て、作者はある「過去の後悔」を思い出す。それは作者の妻が妊娠中だった頃のこと。満員電車で席を譲ってもらえず、妻に辛い思いをさせてしまった経験だ。
「言ってくれれば譲るのに」という意見もあるだろう。しかしトラブルを恐れる人にとって、それは想像以上に勇気がいることだ。だからこそ、今回のように見知らぬ者同士が協力し合えた光景が尊く感じられるのだった。
同作について、作者のパパコマさんに詳しく話を聞いた。
ー知らない方からお礼を言われた時の状況を詳しく聞きたいです!
白杖の方に話しかけた時、しきりに私に頭を下げてる女性がいて、私も女性に会釈をしたところお礼を言われました。正直そんな風にお礼を言われるとも思ってもいなかったので、私も慌てて変なリアクションになってたと思います(笑)
ー奥様が妊娠中だった時「譲ってほしい」と言い出せなかった一番大きな理由はなんだと思われますか?
言い返されて争いになったら危険だなぁというのが一番だったと思います。先日も満員電車で、優先席に座ってる男性におじさんが「妊婦さんいるから席変わってあげたら?」と声をかけたら「次降りるよ!!」と怒鳴られているのを見て、やっぱりちょっと怖いなぁというのが正直あります。
ー白杖の方のお手伝いをしようと思ったのも、妊婦さんだった奥様との電車での出来事が大きかったからなのでしょうか?
そうですね。妊娠、出産した妻に「妊婦さんって本当に大変だから、周りにいたら助けてあげて」と言われたことが大きいです。それ以来困っていそうな人に声をかけるように心がけています。
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