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高1から塾はいくべきか 新入生が「1学期」に絶対やるべき家庭学習の鉄則

受験

鈴木詩織 鈴木詩織
画像はイメージです(CheeCatCreate/stock.adobe.com)
画像はイメージです(CheeCatCreate/stock.adobe.com)

 いよいよ4月から高校生活がスタートしますね。制服や持ち物の準備など慌ただしい時期ですが、親御さんにとって悩ましいのが「勉強」のことではないでしょうか。

 ポストには予備校や塾のパンフレットが山のように届き、「大学受験を見据えて、高1から塾に入れた方がいいのでは?」「高校の授業についていけるか心配…」と焦る気持ちもあると思います。

 こんにちは。おうち受験コーチングの鈴木詩織です。

 結論からお伝えします。「とりあえず高1の春から塾へ通わせる」ことはおすすめしません。新高1生にとって、最初の「1学期」に絶対やるべきことは、塾に通うことではなく「学校の教材を使って、自分で学習する習慣を作ること」だからです。

 ◆なぜ「1学期」は塾より学校の教材なのか?

 高校の学習は、中学校と比べて「難易度」も「進むスピード」も格段にアップします。覚える英単語の量も、数学の進度も段違いです。

 この急激な変化の中で、いきなり塾に入って「塾の予習・復習」まで抱え込んでしまうと、時間が足りずに完全に消化不良を起こしてしまいます。

 まずは1学期、何よりも優先すべきは「学校の授業にしっかり食らいつくこと」です。

 学校で配られた教科書や傍用問題集を使い、その日のうちに復習する。わからないところは週末に学校の教材で解き直す。この「学校ベースの学習習慣」を1学期のうちに確立することが、3年間の成績を決める最大の土台になります。

 ◆実は、高校生は一番「家庭学習」ができる時期

 「でも、高校の難しい勉強を家で一人でできるの?」と心配になるかもしれません。

 しかし、小学生・中学生と比べて、実は高校生が最も「自学自習(家庭学習)」がしやすい環境に恵まれているのです。

 第一に、高校生向けの市販の参考書や問題集は非常に豊富です。自分のレベルに合った、プロ講師が書いた「授業以上にわかりやすい参考書」がいくらでも手に入ります。

 第二に、図書館やカフェ、一人で通える自習室など、家以外の「集中できる学習スペース」を活用できるようになります。

 心身ともに成長した高校生は、親が横についていなくても、自分に合った教材と環境さえ見つかれば、自分の力でどんどん勉強を進められるポテンシャルを持っています。

 ◆塾は「学校のベース」ができてから使うもの

 では、塾は全く必要ないのでしょうか?そうではありません。1学期に自学自習のベースを作った上で、「学校の授業だけでは足りない部分を補うツール」として塾を賢く使いましょう。

 ・苦手科目の克服には「個別指導」

 数学や英語など、どうしても自力で解決できない苦手科目ができた場合は、わからない所をピンポイントで質問できる個別指導塾がおすすめです。

 ・受験を意識したレベルアップには「有名塾・予備校」

 学校のレベルを超えて、難関大学に向けたハイレベルな力を身につけたい時は、その科目に絞って有名塾のプロ講師に習いに行くのが効果的です。

 ・計画とモチベーション維持には「学習コーチング」

 「自分一人では計画が立てられない」「やる気が続かない」という場合は、学習のプロが伴走する「学習コーチング」が有効です。大学受験というゴールから逆算して適切な目標設定を行い、モチベーションを維持しながら自学自習の質を高められます。

 ◆まとめ

 高1の春は、焦って塾を選ぶ時期ではありません。まずは1学期、「学校の教材で自分で学ぶ習慣」を作ることに全力を注いでください。親御さんは「塾探し」をするよりも、お子さんが集中できる「環境づくり(参考書代の援助や、自習室の提案など)」をサポートしてあげましょう。

 その土台づくりこそが、希望する進路を自らの力で切り拓く「最強の武器」になりますよ。

<プロフィール>

 鈴木詩織 受験コーチング協会代表理事。中学受験・高校受験・大学受験を目指す親子向けの受験コーチングをオンラインで行う「おうち受験コーチング」のサービスを展開。4000家庭以上の親子の受験に向き合う。著書に『おうち受験コーチング』『子どもが自走する言い換えビフォーアフター』共著に『おうちエニアグラム』いずれもみらいパブリッシング。 

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