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関西学生アメフトで活躍 関大DL卒業後の異例進路「お笑い芸人」マヂラブ優勝M―1見て決意

杉田 康人 杉田 康人
生悦住勝也さん
生悦住勝也さん

 関西学生アメリカンフットボール1部リーグの関西大で、DL(ディフェンスライン)として活躍した生悦住(いけずみ)勝也さん(22)が、大学卒業後の進路にお笑い芸人を挙げた。

 関西大千里山キャンパス(大阪府吹田市)で行われた卒業式で、生悦住さんは「お笑い芸人になります。安定した道ではない道に進むので、不安もありながら、卒業はうれしい。クイズ番組とかで『生悦住勝也 関西大学』とか(テロップが)つくのは面白いなと思います」と、新たなフィールドを前に気合を入れた。

 176センチ100キロの巨体で副将も務め、守備の要として猛タックルを決めてきた。体育会学生、アメフト選手…といえば就職活動でも名だたる企業からの引く手もあまただが、NSC(吉本芸能総合学院)の門をたたく。異例の進路に「みんないいところに就職して、逆に僕はたぶん、そういうことができなかった人間なので。就職する人はする人で、尊敬みたいなものがある。(同期の)みんなには感謝もあるので、売れた姿でみんなには見に来てほしい」と、売れっ子になっての再会を期した。

 芸人を志した理由を「みんながスポーツをやるとか、ここの大学に行きたいとかと一緒で、自分のあこがれがそうであったというか…小っちゃな頃からテレビを見たり、漫才を見たりしていて、強くひかれた。やってみないと気がすまない性格なので、とりあえずチャレンジしてみようということで、お笑い芸人になろうと思いました」と振り返る。

 2020年、M―1グランプリで優勝したマヂカルラブリーの漫才を見て心に決めた。「2016年のM―1で(優勝した)銀シャリさんの漫才を見て漫才の面白さを知って、2020年にマヂカルラブリーさんが優勝して、芸に対しての姿勢というか、貫く姿勢に面白さよりもかっこよさみたいな部分でひかれました」とあこがれを語った。

 関大一高→関大文学部で7年間アメフトに打ち込み、お笑い芸人へ。これまでの学歴が一切通用しない世界に飛び込む。「両親は反対まではいかなかったんですけど、諭されるというか…親が泣く場面もありました」と、アメフトの激しいプレー以上の家族の修羅場を振り返る。

 芸人を志す傍らで、教員免許を取得した。「親自身も背中を押してくれるタイプでもあった。僕自身の熱意も感じ取ってくれたのかな。あとは、何でもまじめにやるタイプだったので、今までの22年間を信じて『芸人になっていいよ』と言ってくれたのかな…」と説得に成功した。

 アメフト部の3年先輩には、吉本興業で活躍するお笑いタレントの草場右ガード(25)がいる。アメフト経験者の芸人も多いが「本当に右も左もわからないので。あこがれてたのは漫才とかコントをして…とかあったんですけど、今の時代、新しい形がいっぱいあるので、本当に手当たり次第チャレンジして、自分に一番合った形を見つけられたら」と、まずは“スタメン”入りを目指す。

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