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年収1000万超えでも…ハイスペ男性ほど“共感力”が欠如「玉の輿」の落とし穴【恋愛婚活心理学者が解説】

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都内で働くAさん(32歳女性)は、「結婚するなら絶対にハイスペックで高身長な人!」と結婚相談所にて必死に婚活に励んだ。その結果、年収1000万円・高身長の外資系コンサルタントの男性と無事に成婚を果たし、周囲からは『勝ち組』と羨ましがられるように。

しかし、半年も経たずに彼女の笑顔は消えることとなる。Aさんは夫は家事や育児の話をしても、「それをやるのが君の仕事だろ?」「俺より稼いでから文句を言え」と冷たく突き放すのだ。Aさんがあんなに自慢だった夫との生活は、次第に苦痛へと変わっていった。

実は心理学の世界でも『年収が上がるほど共感力が下がる』と言われているようだ。実際にそうなのか、また幸せな結婚とお金の両立は不可能なのか、結婚相談所「SMART BRIDAL」代表取締役で、恋愛婚活心理学者の吉野麻衣子さんに話を聞いた。

―『年収が上がるほど共感力が下がる』というのは本当なのでしょうか?

その通りです。コーネル大学やノートルダム大学などの共同研究において、「協調性(他者への共感や優しさ)が低い男性ほど、年収が高くなる」という結果が報告されています。この研究によると、協調性の低い男性は、高い男性と比べて平均して年間約1万ドル(約150万円相当)も収入が高いことが分かりました。

ビジネスで成功するためには、冷徹な判断を下さなければならない場面があります。競争社会で勝ち上がるための思考回路が家庭にも持ち込まれ、妻の感情を『非生産的』と切り捨ててしまう人もいるのです。

さらにニューヨーク大学などの研究によると、「身長が高い男性ほど、パートナーに対して冷たい態度を取りやすい」という傾向も報告されています。このデータによると低身長の男性は、高身長の男性に比べて離婚率が32%も低いのです。

高身長・高収入はいわゆる『3高』として人気ですが、生物学的・統計的に見ると、優しさや共感力を手放すリスクと隣り合わせであるともいえるでしょう。

―Aさんの旦那のようなハイスペックな男性が『隠れモラハラ』となりやすい理由を教えてください

ハイスペックな男性=自信満々と思われがちですが、実は逆のケースが非常に多いです。私が相談を受けたなかにも、年収1000万円超えの男性がいました。しかし彼は店員への態度が横柄で、交際相手にも「これだけの店に連れてきてやった」という恩着せがましい態度を取っていたのです。

心理学的に分析すると、彼らは「ありのままの自分」に自信がないため、年収や学歴といった「スペックの鎧」「相手との立ち位置の強さ」で自分を大きく見せようとしているのです。分かりやすい例として「全身ブランド物で身を固める」という方もそのひとつです。

自分に自信がないからこそ、パートナーを自分の思い通りにコントロール(支配)することで安心感を得ようとします。これが、家庭内でのモラハラや経済的DVに発展する『隠れ地雷』の正体のひとつです。

―交際中、デートや会話のなかで共感力に欠如した男性を見抜くポイントはありますか

「スーパーのレジ」と「臨時収入」への反応で本性が分かります。ハイスペックな男性はエスコート慣れしており、高級レストランなどの非日常ではボロが出ません。日常のふとした瞬間に本性は現れます。

例えば、スーパーやコンビニで長蛇のレジ列に並んでみましょう。この際に「イライラして舌打ちする」「機嫌が悪くなり、空いているレジを探す」「オペレーションの悪さを指摘する」などの行動をしてしまうタイプは要注意です。結婚生活という日常でトラブルが起きた際、そのイライラを妻にぶつける可能性があります。

また「もし10万円の臨時収入があったら何に使いますか?」と聞くのもおすすめです。ここでの回答が「投資」「自分の趣味や道具(自分に使う)」など、自分のためだけに使う内容ばかりなら危険信号です。共感力のある男性は、「家族と美味しいものを食べる」「お世話になった人へのお礼」など、他者との共有にお金を使う発想を持っています。お金の使い方は、そのまま愛情の使い方に直結します。

―「お金」と「幸せ」を両立させるためには、どのような基準で相手を選べばよいのでしょうか。

「現在の年収」ではなく「生存能力(サバイバルスキル)」を見てください。

私自身、30代で一度ハイスペックな男性と結婚しましたが、価値観の不一致で離婚しました。その後、14歳年下の現在の夫と再婚して幸せな家庭を築いています。その経験から言えるのは、見るべきは「今の会社の肩書き」ではありません。

お金や肩書きは失う可能性がありますが、人間力とパートナーシップを築く力は失われません。「年収が高いから幸せになれる」のではなく、「困難があっても二人で話し合って乗り越えられるから幸せになれる」のです。

その土台があるうえで、結果として経済力もついてくる相手を選ぶのが、本当の意味での『玉の輿』だと私は考えています。

◆吉野麻衣子(よしの・まいこ) 株式会社SMART BRIDAL代表取締役社長/MBAホルダー/恋愛婚活心理学者/モデル
結婚相談所SMARTBRIDAL代表。「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた科学的根拠にもとづく戦略的婚活をサポートしている。全国数千社ある結婚相談所のなかで、0.19%未満の成婚マイスターの称号を取得。「離婚しない幸せな結婚」を理念に掲げ、どのような境遇の方でも幸せな結婚ができるよう導いている。

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