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オスカー女優「美の偏見と闘ってきた」高校時代の差別を告白 操作されそうになった結果 望まれなかった勝利

KOJIMA KOJIMA
高校時代の人種差別を告白したハル・ベリー
高校時代の人種差別を告白したハル・ベリー

 女優のハル・ベリー(59)が、高校時代のプロムクイーン投票で結果を操作されそうになった過去を明かした。学校側が「黒人女性」の勝利を望まなかったことが理由だという。

 2001年のヒューマンドラマ映画「モンスターズ・ボール」で、黒人女性として史上初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞したハル。米誌「ザ・カット」に対し、当時投票で勝利したにもかかわらず、白人学生との「コイン投げ」で勝者を決めるよう強要された苦い経験を振り返った。「ブラックガールの私は彼らが望むクイーン像の象徴ではなかったの」「誰も理解していない私の側面として、生涯を通じて闘い続けてきたことがある。本当の自分として認められるために、そしてアーティストとして真剣に受け止められるために、美の偏見と闘ってきた」と語る。

 一方、歴史的なアカデミー賞受賞については「この上なく誇りに思う」としながらも、その後のキャリアに劇的な変化がなかったことへの葛藤も吐露した。「あのオスカーは必ずしも私のキャリアの軌道を変えたわけではない。受賞後、自宅の玄関先に脚本が山積みで届くかと思ったけれど、そうはならなかった」「翌朝も私は変わらず黒人だった。監督たちはまだ『この役に黒人女性を起用したら、物語全体にどんな意味が生まれる? 黒人男性もキャスティングしなきゃいけないのか? それだと黒人映画になってしまい、海外で売れない』と言っていたから」

 ハルはこれまでに計3度のアカデミー賞ノミネート(うち主演女優賞2度)を経験している女優のシンシア・エリヴォに対し、同賞の栄誉が「人生を変えるものではない」と助言を送ったという。「あなたは間違いなく受賞に値する。でも、それが人生を(思い通りに)変えるかどうかはわからない。受賞があなたの仕事そのものを正当化するわけではないから」と、賞への過度な期待に釘を刺した。

 これまでに45本の長編映画に出演してきたハル。自身の成功については、シンプルに「好きなことを続けられる」という事実にあるとし、「黒人女性として、もうすぐ60歳になる今も映画界で働き、好きなことを続けられている。私は勝っているわ」と力強く締めくくった。

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