akiya_b

五条悟、リヴァイを抑えた1位は熱き剣士 キャラクターから見えるZ世代理想の上司像&求める資質とは

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージです(tsuneomp/stock.adobe.com)
画像はイメージです(tsuneomp/stock.adobe.com)

 株式会社イードはこのほど、運営するWebメディア「ミツカル学び」で、18歳から30代前半の“Z世代”472人を対象に「アニメ・漫画キャラクター」に関するアンケートを実施、結果を公表した。

 人気の作品から「上司になってほしいキャラクター」を尋ねたところ、最も多い回答は「鬼滅の刃:煉獄杏寿郎(31.6%)」だった。次いで「呪術廻戦:五条悟(23.1%)」「進撃の巨人:リヴァイ(13.8%)」「ワンピース:ルフィ(12.5%)」の順。さらに同率で「推しの子:アクア(7.8%)」と「ハイキュー!!:日向翔陽(7.8%)」が並び、「東京リベンジャーズ:マイキー(佐野万次郎、3.4%)」という結果だった。

 各キャラクターの「どんなところが好きか」では、「リーダーシップ、カリスマ性がある(27.3%)」や「どんなトラブル、困難も乗り越えるところ(17.0%)」、さらに「頭の回転が速い(11.8%)」「努力を怠らない姿に憧れる(10.1%)」「やさしい(6.9%)」といった、キャラクター自身の性格や物事に取り組む姿勢について着目した回答が多かった。また、「人を見捨てない(13.8%)」や「明るく周りの人を元気にさせるところ(13.1%)」といった、仲間や部下への対応力、周囲の人に与える影響に関する部分を評価した声も集まった。

 「そのキャラクターは、なぜ上司にふさわしいか」という質問では、「人としてついていきたくなる魅力を感じる(28.4%)」が最も多かった。続いて、「職場が明るくなり、楽しく仕事ができそう(16.5%)」「ミスをしても責任を取ってくれそう(15.8%)」「親身に相談に乗ってくれそう(14.4%)」「現場を俯瞰して円滑に業務をまわしてくれそう(12.6%)」「部下を信頼して裁量ありきで任せてくれそう(12.3%)」と、職場における上司としての振る舞いをイメージした回答が寄せられた。Z世代は、キャラクターが持つ能力や統率力といった人間性に焦点をあて、目指すべき姿を示せる人物を「理想の上司」と考える傾向が見られる。

 さらに「そのキャラクターが上司になったら、仕事へのモチベーション・生産性はどう変わりそうか」を尋ねたところ、「大幅に上がる(47.2%)」と「少し上がる(47.2%)」を合わせて94.4%が「上がる」と回答。Z世代の9割超が、仕事のモチベーションや生産性は上司の影響を受けると考えているようだ。

 「上司にするならどのタイプが理想か」では、「冷静沈着で判断力があるタイプ(五条悟、23.3%)」と「熱血で引っ張ってくれるタイプ(煉獄杏寿郎、21.6%)」が人気を集めた。また、「面白く明るく場を和ませるタイプ(ルフィ、17.6%)」や「前向きかつ寄り添ってくれるタイプ(日向翔陽、16.5%)」のように、職場の雰囲気づくりに建設的な影響を与えるようなタイプも、Z世代の理想の上司像として注目されている。

 「実際の職場における上司に求める理想のコミュニケーション、マネジメントスタイル」では、最も多い回答は「失敗を責めず次に生かす姿勢がある(心理的安全性重視、23.3%)」だった。次いで「こまめにフィードバックをくれる(育成・コーチング型、22.1%)」「1on1で寄り添って相談に乗ってくれる(サポート型、17.5%)」だった。キャラクター例示の設問では見られなかった「心理的安全性」や「育成・コーチング」といった現実的なサポート要素が上位を占めた。Z世代が上司に対し、カリスマ性やリーダーシップなど「人間性」を理想として掲げる一方、実際の職場環境では、働きやすさを実現する「サポート力」の重要性を冷静に見極めていることを示唆している。

 ◆ミツカル学び(https://resemom.jp/manabi/)

 ◆調査関連記事(https://resemom.jp/manabi/anime-manga-survey/)

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース