1970~80年代に、故アントニオ猪木さんと激闘を繰り広げ“地獄の墓掘人”の異名を持った独の元プロレスラー、ローラン・ボックさんが死去したと米メディアや独紙が報じた。81歳だった。
独紙「STUTTGARTER ZEITUNG」は現地時間19日、ボックさんが創設者の一人となった独ルートヴィヒスブルクのクラブ「ロックファブリック」のfacebookが投稿した訃報をもとに「レスリングスターのローラン・ボックが81歳で亡くなった」と伝えた。
米国のプロレス・格闘技専門メディア「レスリング・オブザーバー」も、ボックさんが19日、死去したと報じている。
ボックさんはアマレス出身で、73年にプロレスラーに転向。78年11月、当時の西独シュツットガルトで猪木さんと対戦。終始、猪木さんを圧倒し勝利した試合は「シュツットガルトの惨劇」と呼ばれ、日本のプロレスファンに衝撃を与えた。
1981年、新日本プロレスに初参戦。82年の1・1後楽園ホール大会で猪木さんとシングル戦を戦った後、引退した。