俳優マット・デイモンが新作映画「オデュッセイア」で見せている髭は、付け髭ではないのだという。ホメロスの同名叙事詩を原作とした2006年公開予定のクリストファー・ノーラン監督作で主役オデュッセウスを演じているデイモンは、「ウィッグや付け髭」が嫌いだという監督から、髭を伸ばすように命じられたようだ。
ノーラン監督は「エンパイア」誌に「僕はウィッグや付け髭があまり好きではない」とコメント。「本物の毛の質感が欲しい。そうすれば、その人にホースで水を浴びせたり、私たちが必要とすることを全部やってもらったりすることができるからね」と理由を明かした。
4人の娘の父親であるデイモンは「あんなに髭を生やそうとしたこともなかったから、長くなるまで、子供たちをはじめ、100通りくらい、髭を剃る理由があった」と苦笑い。「でもそうなんだ。監督は本物を望んでた」と振り返った。
そして、デイモンはこの新作が、その長い映画界でのキャリアの中でも最も困難な作品の1つだったと明かしている。