毎日のように上司からパワハラを受けていれば、「もう会社を辞めたい」と思うのは当然だ。だが勇気を出して退職を伝えた途端、上司の態度が急変して「辞めないでくれ」と下手に出てきたらどう対応すべきだろうか。そんな状況をユーモラスに描いた漫画『退職を告げた日』(作:クマさん)がSNSで話題を集めている。
主人公の立花ゆうこは、ブラック企業で日々激しい叱責を受ける社員。いつも上司の課長から理不尽に怒鳴られ、同僚から心配されるほどだ。しかしこの日、ゆうこは意を決して課長の前で「辞めさせていただきます」と告げた。すると課長は一転、青ざめた表情に。ゆうこは帰りの電車で「ついに言ってやった」とブラックマのキーホルダーを撫でながらほほ笑む。
そんな中、別の日の終業後にゆうこは課長から呼び出される。そして課長は「言いすぎた…辞めるのは考え直してもらえないだろうか?」と頭を下げてきたのだ。上司からまさかの謝罪を受け、ゆうこは思わず固まってしまう。
読者からは「いっときの感情に流されないでっ!!絶対改善されないから」や「辞めます」などの声が寄せられた。そこで作者のクマさんに、同作について話を聞いた。
― 今度、同作はどのような展開となりますか?
このお話は主人公が幸せになるのがゴールです。なので最後はブラック企業を卒業、という形にしました。
この上司は会社に尽くすタイプです。部下への暴言はパワハラではなく、指導だと。本人や会社のためになると信じています。部下も理解してくれていると思っているので、退職を切り出すとぽかんとした顔で「えっ、何で?」と聞き返すのが自然かなと思いました。
― 『ブラックマ』シリーズには、これまでどのような反響がありましたか。
「漫画にしてはやけにリアル」「自分の前職を思い出した」「まさにこういう職場にいる」「自分と主人公を重ねて泣いた」などのお声を頂きました。とくに立花さんのお話は会社での人間関係に悩み鬱っぽくなる、という誰しもが体験しそうな話なので共感を得やすいようです。
― 最後に読者へ伝えたいことがあればお願いします。
漫画ブラックマは職場あるあるをおりまぜながら、ブラックマという小さな黒い熊を味方にに困難に立ち向かっていく物語です。
主人公や職場は複数あり、あなたに近いお話があるかもしれません。ぜひ読んでください。
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