akiya_b

関学大法学部長 斎藤元彦知事の授業参加に異議「県知事のパフォーマンス」「争いを大学に持ち込まないで」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
兵庫県の斎藤元彦知事
兵庫県の斎藤元彦知事

 関西学院大法学部長の伊勢田道仁教授が、23日までに自身のXを更新。兵庫県の斎藤元彦知事が27日、同大上ヶ原キャンパスで同学部の授業に参加することに対し「私としては県知事のパフォーマンスのために関西学院大学法学部が利用されているような気持ちがして不愉快」と異議を唱えた。

 斎藤氏は19日、県庁での定例会見で、27日に行われる同大の授業「地域政策論1」に登壇し、県政の主要政策について講演を行うと発表。学生から兵庫県政への提言を行うとともに、知事との意見交換を行うとして「関西学院大学さんから地方自治体における政策の実態、そして状況などを学びたいというご意向がありましたので、同大学の授業への出席依頼ですね。が、ありましたので、県としても学生未来会議として協力をさせていただくこととし、私が参加させていただくということにしました」と説明した。

 同大学の学内メディアがXで、斎藤氏の講演予定を伝えると、伊勢田氏は「法学部長(本物)です。斎藤知事は記者会見で関学から招待を受けた旨おっしゃっていますが当学部はこの件について機関決定をした事実はありません。総務省から3年任期で来た地域政策論の担当教授のゲストスピーカーです。報酬を伴わない場合は事前届出の必要がなく教授会の承認はされておりません」と、斎藤氏の発言を一部否定した。

 さらに「11/27講義当日にはキャンパスにデモ隊が押し寄せることが懸念されるので学部長として教授の自由にも十分配慮しつつ別の場所からリモート形式の講義を行うことにより混乱を回避し知事自身や学生らの安全を確保する方法を提案したのですが、担当教授からは『従う義務があるのですか』と拒絶されました」と振り返った。

 「関西学院は全国的にも有数の美しいキャンパスを有する私立大学です。デモ隊や暴徒により長年手をかけて育てたキャンパスの花草木が踏みにじられるような事態になれば、悔やみきれません」と、斎藤氏の県政運営に反対するデモ隊などが押し寄せ、キャンパスが混乱することを憂慮した。

 伊勢田氏は「パフォーマンスでないのなら、もう少し大学側の事情にも気を使うべきだと思いますけどね。斎藤知事本人は知りませんけど、周りでゴリ押ししてくる人たちにはあまりいい印象はありませんね」とつづった。斎藤氏の県政運営に反対するデモ隊のパフォーマンスでは、と指摘する声に対しては「どっちもどっちじゃないの。知らんけど。争いを大学に持ち込まないで欲しい」とつづった。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース