英国のアンドルー・マウントバッテン・ウィンザー(元アンドルー王子)の元妻セーラ・ファーガソンの新作児童書『Flora And Fern: Kindness Along The Way』が、出版社の要請により販売中止となった。アマゾンには11月20日発売予定と掲載されていた。
BBCによると、NielsenIQ Book Dataで「販売中止」となったことが確認されたという。
出版業界サイト「Book Brunch」のニール・デニー氏はBBCに対し、「商業的には理にかなっています。現在の論争を考えれば、今はセーラ・ファーガソンの本を出すタイミングではありません。時代に左右される内容ではないし、延期しても大きな損失にはなりません」と語った。
セーラは、性犯罪で有罪判決を受けたジェフリー・エプスタインとの関係が明るみに出たことで、ヨーク公爵夫人の称号と多くの収入源を失った。2011年にエプスタインに宛てた謝罪メールが今年公開され、「2008年の有罪判決後に距離を置いたことを謝罪」していた。
社交界の人物リズ・ブルーワー氏はザ・ i紙に、「セーラはとても親しみやすい人ですが、今は上流社会の集まりに歓迎されていません」と語っている。
現在、セーラは財政再建の手段として、オプラ・ウィンフリーとのインタビュー出演を検討中と言われている。過去には1996年と2010年に出演しており、今回の出演が実現すれば最大100万ドル(約1億5000万円)の収入が見込まれるという。また、王室生活を綴った回顧録の出版も検討されており、こちらも高額の契約が期待されている。