韓国ドラマ「応答せよ」シリーズの父親役などで知られるベテラン俳優のソン・ドンイルが、過去に被害に遭った5億ウォン(約5000万円)相当の詐欺について再び言及した。
現地放送局・tvNのバラエティー番組「海の向こうの車輪のついた家:北海道編」で、ソン・ドンイルがウニ丼を作ってふるまうと、女優のチャン・ナラは「お店を開いたほうがいい」と絶賛。これにソン・ドンイルは「一度詐欺に遭って(商売に)失敗した」と反応し、過去の苦い記憶を回想した。
ソン・ドンイルは以前ある番組に出演した際、詐欺の具体的な被害内容を告白していた。無名時代を経て、1998年にドラマ「密事 閉ざされた村」に出演し大人気となった時期を思い返し、「成功すると、周りの人が放っておかない」と、当時の状況を説明した。
知人の勧めで「地方に、170坪規模のカルビ店を開いた」といい、本業の多忙により自分で運営ができなくなると、知人を信じて全てを任せ、名義まで委託した。幸いにも店は繁盛したが、ソン・ドンイルには収益が入らず、知人は店をたたんで海外に逃亡したという。
その後に告訴したが、知人に詐欺の前科が3件もあったことを知ったという。「当時稼いだ5億ウォンの被害に加えて、結局、借金まで背負うことになった」と打ち明けた。