1970年代後半に女性デュオ「ピンク・レディー」として空前のブームを起こし、現在はソロ歌手として新境地を確立している未唯mieが2年ぶりの新曲「Never Did I Stop Loving You(ネバー・ディド・アイ・ストップ・ラビング・ユー)」を7インチレコードで11月12日にリリースする。
2023年に発売した、カナダの詩人でシンガー・ソングライター、レナード・コーエンのカバー曲「Hallelujah《ハレルヤ》」以来の新曲。今回は伝説の米女性ソウルシンガー、アリス・クラークが72年に唯一残したアルバムに収められたキャッチーなディスコナンバーをカバーした。
「未唯mie with T-GROOVE & GEORGE KANO EXPERIENCE」名義で10月3日に配信リリース。このユニットは国内外で活躍するプロデューサー T-GROOVE とドラマー・GEORGE KANOとのコラボで、日本語詞は未唯mieが手がけた。
さらに、配信のみならず、アナログ盤にこだわった。11月発売のレコードについて、未唯mieは当サイトに「今回の新曲は70年代の魅力と現代のグルーヴを兼ね備えたサウンド。ディスコで感じたドッ!ドッ!というキックのお腹に響くリズムとやわらかい豊かな音色を、7インチレコードでお楽しみいただきたい」とアピールした。
11月18日には新曲リリースライブを東京・目黒のライブハウス「ブルース・アレイ・ジャパン」で開催(1部&2部入れ替え制)。ソロ楽曲「モア・モア」「ラブ・ジェイル.」、さらに「フィール・ライク・メイキン・ラブ」「カンタロープ・アイランド」などのソウル/ジャズ・ナンバーに加え、ピンク・レディー〝大人路線〟の代表曲で79年リリースの「マンデー・モナリザ・クラブ」や同年に全米発売されたアルバム収録曲で英語詞の「ラブ・カウントダウン」なども披露する予定だ。
ピンク・レディー時代の78年に敢行した米ラスベガス公演ではスティービー・ワンダーの「愛するデューク」やダイアナ・ロスが在籍したスプリームスの「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ」などソウルの有名曲をカバー。79年に全米リリースした「キス・イン・ザ・ダーク」はビルボード・チャートで坂本九さんの「スキヤキ(上を向いて歩こう)」(63年に1位)以来となるトップ40入りの37位という実績を残した。
来年、デビュー50周年を迎えるピンク・レディー。未唯mieはメモリアルイヤーを前に、これまでの足跡を踏まえ、新作でソウルミュージックへの新たなアプローチを試みた。11月の公演に向け、「歌手デビュー以来、常に挑戦を続けてきた〝未唯mie〟が届ける唯一無二のパフォーマンス。ここでしか味わえない『未唯mieの現在』をぜひご堪能ください。リリースライブでは、日本人初UKソウル・チャート1位を誇るT-GROOVEが全曲をソウルへとプロデュース。ライブ会場がクラブ(ディスコ)に感じられるのではないでしょうか!」と意気込みを示した。