akiya_b

社民・福島瑞穂氏 高市内閣を酷評「史上最悪の内閣になりうる」「ものすごい極右政権」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
社民党・福島瑞穂党首
社民党・福島瑞穂党首

  社民党の福島瑞穂党首(69)が22日、国会内での定例会見で、21日に自民党の高市早苗総裁(64)が首相に指名され、高市内閣が発足したことに「内閣史上、最悪の内閣になりうると思っています。極右政権、ファシスト政権という人もいますが、ものすごい極右政権ではないでしょうか」と述べた。

 福島氏は「林芳正さんなどもいらっしゃいますけど、全体として論功行賞の趣もある。女性閣僚が2人入っている。片山さつきさんと小野田紀美さんです。片山さつきさんは、安倍内閣が復帰する時の前後に、生活保護バッシングをされた方ではないでしょうか?小野田紀美さんは、外国人に関して規制を強化すべきだという立場であり、かつスパイ防止法をつくるべきだというふうに早い段階からおっしゃっていた人。女性閣僚が2人…もっと入るかと思っておりましたが。しかし、この布陣を見てもこの内閣はやはり極右内閣、そして史上最悪になるのではないかと思っています」と、2人の女性閣僚の名も挙げ高市内閣を評した。

 自民党と日本維新の会の連立政権合意書に触れ「やはり、憲法改悪。憲法を変えるぞ、ということが大きく打ち出されている。憲法9条を変えること。それから、緊急事態条項について、協議会をつくって議論をするということが打ち出されている。社民党はそれにすごい危機感を感じています」と指摘した。

 さらに「社会保障がどうなるのか。新自由主義的な色彩が強く…。市販薬で得られるものは、医者の処方箋でやるのではないようにすることの検討というものも盛り込まれている。社会保障、とりわけ医療、高齢者の医療も含めて負担が増える可能性があるわけで、社会保障の切り捨てという側面は、非常に大きい」と懸念を示した。

 福島氏は「高市さんが、労働法制の規制緩和に関して支持という意見を表明した」と主張。「新自由主義的な、これが『馬車馬のように自民党の人は働いてください。私はワークライフバランスを捨てます』と言ったことと関係あるかどうか分かりませんが、関係あるのでしょう。労働時間などの規制緩和について意見を言ったことにも、大変危惧を感じています」と強調した。

 「憲法改悪戦争への道、軍拡っていうのと新自由主義、社会保障の切り捨てと労働法制の規制緩和は、まさに馬車馬のように働かされるワークライフバランスが吹っ飛んでしまうという二つの局面で極めて問題がある。スパイ防止法など出てくれば、まさに次は戦争の道です」と主張した。

 野党との連携を強調した福島氏は「社民党はこの高市内閣としっかり対決し、そしてこの内閣を打倒していく。そのことに力を入れていきたい」と語気を強めた。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

気になるキーワード

新着ニュース