俳優のマイケル・J・フォックスが、代表作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンを運転するのが実は嫌いだったと明かした。1985年の大ヒット映画で主役のマーティ・マクフライを演じたマイケルは、今ではハリウッドの歴史に刻まれているそのタイムマシンがあまり好きではなかったそうだ。
新刊の回顧録『フューチャー・ボーイ』でマイケルはこう綴っている。「デロリアンを運転する機会があった。みんなクールだと思うだろう。僕もそう思った。最初はね。でも、すぐにデロリアンを運転するのが嫌になった」「まず、はっきりいってひどい車だ。安上りで加速が遅い。それは特殊効果チームがどんどん(大金をかけて)ちょっとした意見を加える前の話だ」
そして、内装に数々の装飾が追加されたが、どれも角ばっていたため安全には運転できなくなったとして、「手は切り傷だらけ、拳は打撲、肘はコンソールにぶつけてあざだらけだった」と続けている。