俳優のキアヌ・リーブス(61)が、ハリウッドに来たばかりの頃に改名を勧められた経験を語った。
ポッドキャスト番組「ニューハイツ」に出演したキアヌは、「16歳くらいでギャラをもらい、16~17歳でプロの俳優だった」と振り返る。20歳の時にカナダのトロントから米ロサンゼルスにやってきたキアヌは、車を降りた時にマネジャーから「君の名前を変えたいんだ」と言われた。これが「ハリウッドの洗礼」を受けた瞬間だったという。当時の心境を「ビーチを歩きながら考えたんだ。『僕の名前?変えるって?何それ?』」と振り返った。
実際に「チャック・スパディーナ」という名前を検討したこともあった。「僕のミドルネームはチャールズだから『チャック?』って思って。育った通りの名前がスパディーナだったから、チャック・スパディーナ」と由来を説明。「それからテンプルトンってのもあって、結局KCリーブスになった」と変遷も語った。
一時期は「KCリーブス」という名を使っていたが、オーディションで「KCリーブス」と呼ばれても反応できず、半年後には「もうやめる」と決意。「それがハリウッドの瞬間だよ」と語っている。
妥協せず本名で勝負する道を選んだキアヌ。「マトリックス」や「ジョン・ウィック」シリーズの主演として世界的な成功を収めた今、その名前は唯一無二の存在となっている。