俳優のブラッド・ピット(61)にレーシングドライバーとして「生まれながらの才能」があると、映画「F1/エフワン」のジョセフ・コシンスキー監督が称賛している。ブラッドは12月にApple TVで配信開始が決定した同スポーツ映画で、ダムソン・イドリスと共にF1ドライバーを演じていた。コシンスキー監督がその撮影時について振り返った。
「ピープル」誌にコシンスキー監督は「幸運にも、ブラッドとダムソンはたくさんの生まれながらの才能の持ち主だったから、それをたくさん活かすことができた。2人とも本当にすごく良いドライバーだ」と語った。「映画でもそれが見て取れると思う」と自信たっぷりだった。
ただ、ラスベガス市街地コースでの撮影はさすがに不安だったという。「ラスベガスは本当に祈るような気持ちだった。すごく寒かったし、タイヤのグリップも弱くて、もし彼が一度でもミスしたら、壁に突っ込んでしまう状況だったからね」とギリギリだった状況を告白。「あれは僕らがやった中で最も危険なことだった。でも、映画の中ではクラッシュしてしまうけど、ブラッド自身は見事にやり遂げてくれた」と語っている。
「F1/エフワン」は劇場公開時、世界で6億ドル(約910億円)の興行成績を記録、コシンスキー監督は続編製作にも前向きな姿勢を見せている。