女優のアンジェリーナ・ジョリーは、元夫で俳優のブラッド・ピットとの離婚後、フランスのワイナリー「シャトー・ミラヴァル」に一度も足を踏み入れていないことを明かした。2人は2016年に12年の関係に終止符を打ち、2021年にアンジェリーナが自身の持ち分を売却して以来、同ワイナリーを巡る法的争いが続いている。
アンジェリーナはピープル誌が入手した裁判資料の中で、ミラヴァルがかつて「家族生活の中心」だったにもかかわらず、離婚に至る痛ましい出来事と結びついているため、自身と子どもたちは再訪できないと述べている。ロサンゼルスとミラヴァルの家を無償でブラッドに譲渡したのは、困難な時期を経て元夫との関係を穏やかに保つためだったという。
離婚後、アンジェリーナは子どもたちと新居を探し始め、ブラッドが子どもたちの生活に関わり続けられるよう、ブラッドの家の近くで物件を探した。当時、アンジェリーナの資産はミラヴァルに縛られていたが、養育費や経済的支援は求めなかった。
ミラヴァルは2人が共同で行った最初の大きな投資であり、結婚式や妊娠期、双子の退院など多くの思い出が詰まっていた。突然その場所を失ったことは、特に子どもたちにとって大きな衝撃だったという。
一方、ブラッド側の関係者は「これは離婚とは無関係の商業的な争い」と主張。アンジェリーナが2021年にストリ・グループ傘下のテヌーテ・デル・モンドに持ち分を売却したことに対し、ブラッドは2022年に訴訟を起こし、アンジェリーナは同年9月に反訴しており、離婚以来ブラッドが「報復的な戦い」を仕掛けてきたと主張している。