国民民主党の榛葉賀津也幹事長が3日、国会内で定例記者会見を行い、自民党・麻生太郎氏に“会いに行っていた”ことを認めた。
記者から「きょうのお昼ごろに麻生さんの事務所に入られていたかと思います」と指摘されたが、これは「はぁ?違う人じゃないですか」とやんわり否定した。しかし、続けて「きょうかどうか分からないけど、麻生さんに会ったことはあります」と明かした。
「麻生先生に会ったのはね、マンガ借りに行ったんだね」と理由も説明した。「久世番子先生の描いた『ひらばのひと』ってあるんだけど、この7巻持ってないんで、『7巻貸してください』って。麻生先生、一生懸命探したら『榛葉、それ6巻までしかないぞ』って言われて。7巻なかったんで、それで帰ってきました」と詳細も明かした。
「あれ、7巻もほしいねぇ、やめてほしくないね」とファンとしての思いもポロリ。6巻まではしっかり読んだことを伝えた上で「いいよ、久瀬番子先生」としみじみ語った。
「ひらばのひと」は講談の世界を舞台にした作品。講談社「モーニング」で今年6月まで連載されていた。神田伯山が講談の監修を担当している。榛葉氏は講談好きを公言しており講談議連の設立にも動いている。麻生氏はマンガ好きの議員として知られている。