自民党・東京8区(杉並区)の支部長を務める門(かど)ひろこ氏(45)が1日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、小泉進次郎農水相(44)のコメントの“足りない部分”を指摘した。
小泉氏は1日、自身が会長を務める党神奈川県連が総裁選の投票資格を持つ党員らの数を訂正したことを巡る週刊文春電子版の記事に対し、抗議するコメントを発表していた。「起こった出来事については、今回初めて知ったところであり、全く関知しておりません。」「著しく事実に反します」などとし、代理人弁護士と相談の上、記事の訂正を要求するとした。
自民党の総裁選挙管理委員会は9月27日、神奈川県の党員らが826人増えたと訂正していた。週刊文春電子版は同月30日に、県連が総裁選で小泉氏以外の候補を支持する党員を、意図的に離党させていたことが発覚したことを受けた措置だとの疑惑を報じていた。
門氏は小泉氏の“反論”投稿を引用。「余計な事かもですが。」と前置きした上で「私がこのコメントをドラフトするなら、冒頭は、党員継続希望だったのに離党扱いになってしまってた方に対する真摯な謝罪かなと思います。」と指摘した。小泉氏の投稿は、文春オンライン記事に対して「極めて遺憾です。」とするところから始まっている。
門氏は「おそらく小泉さんご本人は、文春報道への怒りより、県連会長として、今回投票できずだった神奈川県民の党員の方々に対する申し訳なさで一杯だと思いますので、、、たとえそれがご本人に行かなかったとしても、です。※ご本人はご公務で不在ですので、おそらくスタッフの方がファクトベースでドラフトされたんだと思います。」とフォローも忘れなかった。
門氏の投稿には反響も大きかったようで、多かったコメントに対して、大きく6項目に分けて“回答”も添えた。「報道各位なので謝罪文面の必要はないのでは。」という質問については「そもそも会館や記者クラブに配布してる文章を一般の方々が見るXにコピペしておしまい、なのがおかしいと思います。」と指摘。「お前は小泉擁護なのか?高市陣営の差金か?」に対しては「そういうコメントで分断を煽る方々のせいで、国民政党からの自民党の凋落があると思います。」と返した。
門氏は聖心女子学院小・中・高から東京大学法学部に入学し、卒業後は経産省に入省。コロンビア大学ロースクールに留学しNY州弁護士試験に合格したというスキのない経歴の持ち主だ。