女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ(55)にとって、スティーヴン・スピルバーグ監督との出会いが人生の転機だったという。
スピルバーグが製作総指揮を務めた1998年の西部劇アクション映画「マスク・オブ・ゾロ」でアントニオ・バンデラスの相手役に選ばれ一躍脚光を浴びたキャサリン、「ドリュー・バリモア・ショー」へ出演した際に当時を振り返った。「あの頃は、テレビシリーズの『タイタニック』に出演していたの。レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが出演した作品じゃなくて、まあまあの出来だった。仕事が必要だったし」と自身の置かれていた状況を説明。「そしたらスティーヴン・スピルバーグがたまたま日曜の夜にそのテレビを見ていて、『おや、彼女は誰だ?ゾロにぴったりかもしれない』って。翌週に私は監督のマーティン・キャンベルに会いに行くよう電話をもらった」と明かした。
数日のうちにメキシコ行きの飛行機に乗っていたというキャサリン。「数日後に素敵なアントニオ・バンデラスと私の故郷(ウェールズ)のアイコンであるアンソニー・ホプキンス、彼は私が18歳の時に演劇で演出を担当してくれたこともあるんだけどね。彼らとスクリーンテストを受けることになった。その場で私は『もしこれが今、終わったら、まさに夢が叶ったってことだ』って思った。そして、私はその役を勝ち取り、それが自分の人生を変えることになった」と怒濤(どとう)の展開を振り返った。
一方、同番組のホストでスピルバーグ監督の映画「E.T.」(1982年)に子役として出演していたドリュー・バリモア(50)は、「つまり、スティーヴン・スピルバーグが私たち2人の人生を変えたということ?そうね、スピルバーグに感謝しましょう」と続けた。
ちなみに、現在ロンドンのウエストエンドで「エビータ」に出演中のレイチェル・ゼグラー(24)は最近、同作を見に来てくれたスピルバーグ監督とのツーショットをインスタグラムに投稿、2021年の映画「ウエスト・サイド・ストーリー」のマリア役に抜擢してくれたことを感謝すると共に、「自分の人生を変えた」とつづっていた。