名優マイケル・ケイン(92)が、ファンタジー・アクション映画「ラスト・ウィッチ・ハンター2」で俳優業に復帰を果たす見込みだ。マイケルは、2015年公開の前作「ラスト・ウィッチ・ハンター」で演じた神父ドーラン役を再び演じる予定で、主人公コールダー役を続投するヴィン・ディーゼルとの共演が期待されている。
米「バラエティ」誌によれば、マイケルとの契約はまだ正式には締結されていないものの、スクリーン復帰が有力視されており、ライオンズゲートとヴィンの製作会社「ワン・レース・フィルムズ」は、続編の企画を急ピッチで進めているという。前作「ラスト・ウィッチ・ハンター」は、不死身の魔女ハンター・コールダーが、若き魔女クロエ(ローズ・レスリー)と37代目ドーラン(イライジャ・ウッド)とともに、ニューヨークに疫病をもたらそうとする強大な魔女集団に立ち向かう物語だ。
70年のキャリアで180本以上の映画に出演してきたケインは、「ハンナとその姉妹」(1987年)と「サイダーハウス・ルール」(2000年)で、2度のアカデミー賞助演男優賞を受賞している。2000年には名誉勲位「ナイト」となり「サー」の称号を与えられた。2023年10月に俳優業からの引退を表明していたが、今回の復帰は多くのファンにとって嬉しい驚きとなりそうだ。