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スティーブン・キング原作 後のデスゲーム作品の原点「死のロングウォーク」悪役決め手は「スター・ウォーズ」

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マーク・ハミル
マーク・ハミル

 俳優のマーク・ハミルは、「スター・ウォーズ」続三部作のおかげで、映画「死のロングウォーク」(9月12日全米公開)に出演できたようだ。スティーヴン・キングが別のペンネームであるリチャード・バックマン名義で1979年に発表した同名小説の映画化作品。マークは劇中で、絶対的権力者である「少佐」役を演じている。同役は「スター・ウォーズ」続三部作でマークが演じていた不機嫌なルーク・スカイウォーカーの描写がきっかけとなっていたことをフランシス・ローレンス監督が明かした。

 「ハンガー・ゲーム」シリーズなどで知られるローレンス監督は、エンターテインメント情報サイト「スクリーン・ラント」に「あの役については色々思いを巡らせていた。そして世間が思い描くような典型的なタイプから離れようとしていたんだ。そこでマークを思い付いた。最近の『スター・ウォーズ』での演技が理由だったと思う」と話した。「彼には『少佐』に僕が求めていた人生における疲労感のようなものが漂っていた。そして、威厳のあるところも気に入った」とポイントも明かした。「それに彼はたくさん声優活動もしているから、演じるキャラクターのタイプや声の出し方を、見事に操る力を持っていると知っていたんだ」と語った。そして、この役を提案した際、マークは日本で米軍基地に近い高校に通っていたこともあって、そのキャラクターをすぐに理解できたようだったとローレンス監督は続けた。

 同作は、100人の少年たちが年に1度開催される「ロングウォーク」という競技に出場する様を描いた作品。競技では最低速度を時速4マイル(6.4キロ)に保ちながらを歩くことが要求される。最低速度を下回ると警告を受け、複数回警告されると射殺される。最後の1人になるまで続けられる、というルールだ。原作はその後の多くのデスゲーム作品の原点となったとされている。

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