akiya_b

野口健氏「国の本気度合いが試される」タンチョウ等に影響ならメガソーラーに罰則の可能性、文化庁が言及

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
登山家の野口健氏
登山家の野口健氏

 登山家の野口健氏が27日、自身のX(旧ツイッター)に新規投稿。北海道の釧路湿原周辺で設置が相次ぐ大規模太陽光発電所(メガソーラー)に関し、文化庁が同地に生息する国の特別天然記念物タンチョウなどに影響を及ぼす場合は罰則が科される可能性に言及したことを受け、「国の本気度合いが試される」と見解を綴った。

 文化庁によると、釧路湿原周辺のメガソーラーについて、同地に生息する希少種のタンチョウなどに影響を及ぼす行為があった場合、文化財保護法に抵触し、罰則が科される可能性があると事業者に伝えるよう、釧路市教育委員会に求めたという。

 阿部俊子文部科学相は26日の会見で「天然記念物の滅失や毀損につながることがないように、市教委で適切に指導してほしい」と述べ、浅尾慶一郎環境相は会見で「工事箇所はタンチョウなど生息も確認されているため、環境省としても注視している」と語った。

 野口氏は、こうして国政を動かしている事態を報じた記事を引用し、「国も重い腰を上げつつあるのでしょうか。国の本気度合いが試される。」と指摘した。同氏は釧路湿原周辺のメガソーラーについて、これまでも「こんなことが許されるのか」「犠牲が大きすぎる」などとX投稿。メガソーラーによる環境破壊を想定して危機感を示している。

 ただ、釧路湿原周辺でメガソーラーの建設を進める「日本エコロジー」(大阪市)が、タンチョウとひなの生息地付近で進めている事業を中止しない旨の見解書を釧路市長や市議、環境省に提出していたことも報じられている。有志の市議21人が15日付で同社に工事の中止を要請したのに対し、同社が20日付の見解書を提出したという。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース