オアシスのコンサート中に観客が転落して命を落とした事件を受け、ウェンブリー・スタジアムがコンサート中の会場におけるアルコールに関する方針を見直していると言われている。2日に行われたオアシスの再結成コンサート終盤、およそ10万人の観客が花火を鑑賞する中、45歳のリー・クレイドンさんが上層階のバルコニー席から転落した事件について、リーさんの父は床にこぼれたビールで足を滑らせたと話しているとザ・サン紙は報じている。
リーさんの父はこう話す。「事故が起こるのも時間の問題だったと聞いています」「ビールがそこら中にこぼれていて、息子は足を滑らせたと聞いていますが、その後はどういう状況だったのか分かりません」
これを受け、会場側は、座席での飲酒を禁止するサッカーの試合と同様の方針を、音楽イベントでも取り入れることを検討していると言われている。
同紙によれば、翌3日のオアシスのコンサートでも、階段で転倒した観客が頭部を打ち付け、重傷を負った事故が起こっていたという。