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維新・前原誠司氏が共同代表辞任を表明 今後は「一兵卒として」「維新のメンバーとして取り組む」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
前原誠司氏
前原誠司氏

 日本維新の会の前原誠司共同代表(63)が5日、国会内での党両院議員総会後に会見し、参院選の結果を受け共同代表を辞任する考えを正式に表明した。

 24年12月に党共同代表に就任した前原氏は「我々が訴えてきた高校の無償化、小学校給食の無償化、0~2歳の保育料軽減、社会保険料を下げる改革の入り口、実施というものがしっかり実現したんじゃないかと思っています。実現できた野党というのは我々だけだという自負を持っております。そのことについては誇りを持ってやってきた」と振り返りながらも「それが支持率の向上につながったかと言えば、つながっておりませんでした。我々の実現した者が、支持率の向上につながりませんでした」と語った。

 参院選で(改選)6議席という目標を掲げ、7議席を得たが「目標は上回りましたけれども、6議席の目標値が低かったんじゃないかという指摘も一部ありましたし、党勢が回復していないということについては間違いないというふうに思っております。臨時総会でお話をうかがう中で、様々な党の立て直しについて厳しいご意見を承った」と自省した。

 前原氏は、吉村洋文代表(50)と4日、直接会談したことを明かし「2人で一致を致しましたのは、人心一新。そして挙党態勢を確立する。そのことによって新たな『吉村2.0』というもの…これが7日、分かった段階からでありますけれど、それをしっかりやっていこうと。こういうことで話し合いをいたしました。そして辞職を表明したということであります」と経緯を説明した。

 会見では「私は極めて前向きな気持ちで今、ここに立っております。吉村代表と話した人心一新、挙党態勢の確率が大事だと思っていますので、それをしっかり支えるために決断したととらえていただければ結構だというふうに思っております」と強調した。

 今後について「一兵卒として頑張ります。私は両院議員総会で申し上げたんですけれども(維新に)合流してよかったというふうに思いますし、企業団体献金を受けないからこそ、誰にも気兼ねすることなく既得権に向き合えるというこの政党の芝らしさをもっと活かすべき」と力説。教育立国をさらに進める、憲法9条の改正を政治家としてのテーマだとして「この二つについてはこだわって、日本維新の会のメンバーとして取り組ませていただきたい」と述べた。

 後任の共同代表を決める選挙は、8日に実施される。

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