株式会社キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」は、働く女性304人を対象に「夏のボーナス」についてアンケートを実施、結果を公表した。
今年の夏のボーナスが支給されたか尋ねたところ、「あり」が55.5%で「なし」は44.5%だった。昨年は「あり(62.0%)」「なし(38.0%)」で、ボーナスを支給された人は今年の方が6.5%減っている。
支給されたと回答した人にボーナスの額を聞いたところ、「20~29万円(19.7%)」が最多。平均39.1万円だったが、「100万円以上」という人も7.9%いた。
ボーナスの満足度については、「かなり不満足」が61.5%で最も多く、「やや不満足」の18.8%と合わせると、不満足は80.3%に上った。
昨年と今年の金額差があった要因を尋ねると、「わからない(34.2%)」が最多で、「会社の業績(24.5%)」「退職(21.4%)」「転職(12.2%)」「自分の評価(10.7%)」などが続いた。
理想の金額は「50~99万円」が最も多く42.6%だった。平均は58.3万円で、実際の支給平均額である39.1万円と比較すると、約19万円のギャップがあった。
使い道を尋ねたところ、昨年に続き1位は「貯金」、2位は「旅行・レジャー」という結果に。「旅行・レジャー」は昨年の24.6%から今年は42.0%と大きく伸ばし、「投資」「スキルアップ」も昨年から5%以上増加した。反対に、「ファッション・美容」「飲食」は減少し、ファッションや飲食など日常的なものよりも、旅行や投資などの非日常的なものにお金を使う人が増加したといえる。
同サイトは「帝国データバンクの調査によると、2025年夏のボーナスの平均支給額は45.7万円でした。一方で、一般財団法人 労務行政研究所の調査によると、東証プライム上場企業の2025年夏のボーナスの平均支給額は86万円でした。どちらも今回の調査結果内の平均支給額(39.1万円)を上回る金額になっています。ボーナスをもらった人とそうでない人の差はもちろんのこと、もらった人の中でも企業による差があり、ボーナスにおける『格差』はより大きくなったように感じる結果でした」としている。