俳優のハリソン・フォード（83）は、引退する予定はないという。俳優業に定年がないことを「幸運」だと感じているそうだ。
バラエティ誌の取材で、引退の予定について問われたハリソンはこう答えている。「ないね。俳優という仕事の魅力のひとつは、高齢者の役を演じるために、高齢者の俳優が必要だということだよ」
キャリアを通じて、スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラなど、映画界の巨匠たちと仕事をしてきたハリソンは、1970年代から1980年代にかけてハリウッドで活躍できたことを「幸運だった」と振り返る。「映画業界にとって、あの時代はとても刺激的だった。70年代後半から80年代にかけて、若い映画製作者たちがたくさん登場した。彼らは皆、心でも頭でも非常に独立心が強く、自分たちのやり方で映画を作りたいと考えていた。そして、ほぼ同時期に映画界に現れたんだ」「僕はまだ若かったから、彼らと同じ時代に活躍できたのは本当に幸運だった。でも、個性派俳優以上の存在になれるとは思っていなかった。俳優として生計を立てられる以上の人間になりたいと思ったことは、一度もなかったよ」
