兵庫県の斎藤元彦知事(47)が29日、県庁での定例会見で、年3回開催してきた同県選出の国会議員との意見交換会を廃止することを重ねて強調した。
斎藤氏は22日の定例会見で、国への予算要望などの説明するために行ってきた意見交換会について「他県に比べても多い。時代に流れと業務改革。見直しをすべき時期」などとして、今後は開催しない考えを明らかにしていた。
この日、記者から、廃止について「事前に国会議員の方に相談などはされたんでしょうか」と問われた斎藤氏は「国会議員にはですね…一部の国会議員には、事務方から説明をしているというふうな状況ではありました」と述べた。
斎藤氏は「国会議員の説明会のあり方については、やはり一定の見直しが必要だというふうに考えています。これまで兵庫県は夏、秋、そして当初予算と、年に3回も国会議員の説明会を開催してきましたが、これほど多くの回数でやっているのは兵庫県だけ。他の県は年に1回とか。開催をそもそもしていないという県も結構おられる」と指摘した。
さらに「そういった中で、業務改革の観点から見直しをしようということで、させていただいた。しっかり事務方で個別に説明したりとか、関係省庁への要望に重点を移すということにしていきたい」と説明した。
斎藤氏は「きちっと伝わると思います。全く問題ありません。我々もやっぱり、各国会議員の先生方には要望の内容をきちっと伝えていきますし、大事なのはそういったことを伝えるということですから。これまで通りご説明などさせていただきますので、問題ないと思っている」と話した。