石井食品公式Xがポストした「イシイのおべんとクン ミートボール」の作り方が話題になっている。
「まず玉ねぎを1日2万個用意します」との文章に添えられたのは、皮が剥かれた大量の玉ねぎの画像。その量に驚くが、2万個は数ある工場のうち八千代工場(千葉県八千代市)だけの量とのこと。一体全国の工場の総量はどれほどなのか、長年愛されるミートボール誕生のきっかけなど、【公式】石井食品Xの中の人に話を聞いた。
――大量のたまねぎが印象的でしたが、1日何キロ使用するのでしょうか?
中の人:八千代工場だけでも、約2トン使います。玉ねぎは、甘みと旨みを引き出す重要な素材のひとつ。季節により旨味が違うので、季節により最適なエリアの玉ねぎを仕入れています。
――商品が生まれた背景は?
中の人:誕生したのは1974年、当時はまだ冷蔵庫の普及率も低く、お弁当づくりはお母さんたちの大きな負担でした。そこで、すぐに使えるおかず・お弁当の救世主として生まれたのが、「イシイおべんとくんミートボール」です。
当初は、現在よりも少し大きいサイズの中華味。後にトマト味に変化しました。お客様の動向を調べると昼帯によく食べられていることが明らかびなったため、パッケージに「イシイおべんとクンミートボール」と印字。テレビCMを覚えてらっしゃる方も多いと思います。そこで一気に全国区の著名商品に成⾧しました。
――50年以上愛されるロングセラーですが、印象的なエピソードは?
中の人:あるお客様からは「母がいつも入れてくれたミートボール。自分が母になり、同じよう に子どものお弁当に詰めたとき、涙が出ました」といった声をいただきました。「子供のお弁当に、そして、残ったミートボールは自分の口の中へ(お母さん)」などの声にも感動、共感しています。日常生活の中にあるミートボールの光景が、社員にとっても誇らしいです。
――全く食べ飽きないのですが念の為、アレンジレシピなどもあるんでしょうか?
中の人:実はミートボールは「お弁当のヒー ロー」から「日常ごはんの頼れる味方」へ進化中なのです。野菜と煮込む「ミートボールのトマト煮込み」は一気にごちそうになるし、ごはんの上に目玉焼きと一緒に乗せる「お月見ミートボール丼」は手軽で忙しい時や夜食にぴったりです。個人的なお勧めは、ミートボールを揚げる!カリカリになって、ビールと合うんですよ!(笑)。
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SNSでは「いつもお世話になっています!」「防災用に備蓄してる」「米とミートボールだけのお弁当でも全然アリ」などの反響が寄せられた。弁当だけでなく、夏休みに子どもの昼食に悩む親たちを救うアイテムにもなっている。
石井食品 公式Xアカウント:https://x.com/ishii_official
カリカリミートボール商品ページ:https://style.ishiifood.co.jp/recipe/00044/