スティーヴィー・ワンダー(75)は、「息ができる限り」演奏を続けると語っている。先日、ロンドンで開催された音楽フェス「BSTハイド・パーク」でヘッドライナーを務めたスティーヴィーは、引退の意思はないという。
英BBCのポッドキャスト番組『Sidetracked』では、「息をしている限り、心臓が鼓動している限り、やるべきことはたくさんある。体から湧き出るこの才能を止めるつもりはない」と表明、「今やっていることが大好きなんだ。アーティストは絵を描くことをやめない。想像できる限り、創造力を発揮できる」と続けた。
ハイド・パークのライブでは、『迷信』や『イズント・シー・ラヴリー』などの代表曲を披露。過去の楽曲を繰り返し演奏することに飽きることはないとし、「歌は子どものように、永遠に共にある。それは内なる魂からのメッセージだ」「それらの歌を歌うことは、私にとってもう一度息を吸うようなものなんだ」と語っている。
また、音楽活動を通じて公民権問題に積極的に取り組んできたスティーヴィーは、ドナルド・トランプ政権のような「後戻りしようとする人々」がアメリカを率いていることに懸念を示した。