マッチングサービス大手のTinderはこのほど、恋愛における絵文字の影響に関する最新データを公開した。
アプリで送られる最初のメッセージのうち、約20%には1つ以上の絵文字が使われているという。一般的に「Z世代は絵文字を使わなくなった」と言われることが多い中、プロフィール内に絵文字を使用しているユーザーのおよそ4分の1が18~25歳だった。ただし、絵文字の使われ方に世代特有の変化が見られ、「サムアップ」などは従来のポジティブな意味合いと裏腹に、皮肉や冷たさを感じさせる表現として受け取られることもあり、絵文字の“解釈”が進化している。
プロフィールで人気の絵文字は「ウィンク」「赤いハート」「にっこり笑顔」「キラキラ」「泣き笑い」で、メッセージ内で多い絵文字は「泣き笑い」「爆笑」「汗笑い」「にっこり笑顔」「笑顔全開」だった。恋愛における「非公式な共通言語」として定着し、軽いやり取りやユーモアを交えた会話、多彩なコミュニケーションを支えている。
一方で、「鼻息を荒くする顔」「キス顔」「眠っている顔」「苦しそうな顔」「うるうる顔」などは、「相手にプレッシャーを与えてしまう」「感情の重さが強調され、やや押しつけがましく感じられる」として“既読スルー”を招くサインとなっている。
また、モモやナスビの絵文字をメッセージで送ると、連絡先を交換できる確率がほぼ半分にまで下がることが判明。こうした絵文字は文脈によって誤解を招く可能性があるため、やり取りのトーンや相手との関係性に十分な配慮が求められるという。