なにかと殺伐としたご時世、無償の厚意を見かけるのはなんとも気分のいいものだ。
今SNS上で話題になっているのは、あるカレー屋さんで起こった心温まるエピソード。
「昨日。ご近所で作業してるガテン系のお兄さんたちが老朽化したカウンターを見て
💪『この板、変えましょうか?現場に端材があるんで張り替えますよ?』
秀『まじすか!?お礼はカレーライスでいいすか?』
💪『そのうちやりますよ!』
そして今日お店に来てみたら、、
仕事早すぎ。感激。涙出た。」
とその模様を紹介したのは吉本興業所属のお笑いコンビ「バクコメ」の秀作さん(@shusakucurry)。
仙台で、芸事のかたわら秀作さんが営んでいるカレー店「秀作カレー」。使い込んで古びてしまった店頭のカウンターを見た“ガテン系”のお兄さんたちが、厚意でそれをピカピカの板に張り替えてくれたのだ。
秀作さんにお話を聞いた。
--どんな方たちだったのでしょうか?
秀作:20代半ばから後半くらいの解体業者の男性お二方でした。たまたま現場が近所で、何度かカレーを買いに利用していただいていました。
--修理に気が付いた際のご感想を。
秀作:仕事の早さとクオリティに感動しました。後日いらっしゃった時にお礼をお伝えし、カレーをご馳走させていただきました。「これで午後も頑張れる」と喜んで頂けました。
--ご投稿に対し大きな反響がありました。
秀作:カレーはもちろんですが、本業であるお笑い芸人としても注目されるよう、頑張らねば!と思いました。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「カレーでこの仕事をやってあげるって凄いな…と思ったけど、そもそも報酬関係無くやろうか?って言ってくれてるんだもんな。凄いわ。」
「端材だとしても、綺麗な板使って、角も面取りして怪我しないように配慮してて、寸法もピッタリ。
職人さんってやっぱすごいわ」
「大学出て最初に勤めた会社の社訓に、『そのうちは次の日』というのがあったのを思い出しました☺️」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。プロの技術を無償で提供することがいいことだとは言わないが、たまにこんなエピソードを聞くとこの社会にまだ精神的な豊かさが残っていることがわかり嬉しくなる。
なお今回の話題を提供してくれた秀作さんはカレー屋のロゴマークにベートーヴェンを使用するほどの“クラシック音楽大好き芸人”。YouTubeチャンネル「バクコメ秀作の『SHUTUBE』」でもさまざまなクラシック関連動画を発しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
秀作さん関連情報
個人Xアカウント:https://x.com/shusaku_sen
秀作カレーXアカウント:https://x.com/shusakucurry
YouTubeチャンネル「バクコメ秀作の『SHUTUBE』」:http://youtube.com/SHUTUBE_shusaku