akiya_b

維新離党の梅村みずほ氏「旋風を巻き起こす熱い夏にしたい」参政党から参院選全国比例で出馬

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
参政党が参院選比例代表へ擁立を発表し、記者会見する梅村みずほ参院議員=国会(写真提供・共同通信社)
参政党が参院選比例代表へ擁立を発表し、記者会見する梅村みずほ参院議員=国会(写真提供・共同通信社)

 参政党が30日、4月に日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員(46)=大阪選挙区=を参院選(7月3日公示、20日投開票)全国比例で擁立すると発表した。

 国会内で、神谷宗幣代表(47)とともに会見した梅村氏は「この度私、梅村みずほは参政党に入党させていただき、参議院選挙に全国比例から挑戦させていただくこととなりました。参政党の皆さんと一緒に、参政党旋風を巻き起こす熱い夏にしたいと思います」などと決意を述べた。参政党は参院大阪選挙区(定数4)へすでに候補者を立てているため、全国比例での出馬となった。

 神谷氏は、26日に梅村氏へ入党を打診し、合意を得た。27日に手続きを開始し、29日まで行われた党員投票を経て公認が決定した。「記者クラブの方から、5人以上(議員が)いなければ地上波等の討論会には呼びませんという取り扱いがあって私も非常に困っていた。最後のチャンスだと思って三度目の正直で改めてお願いをしましたところ、全国比例でも構いませんということを言っていただいたので今回、合意が整った」と経緯を説明。「急にポッと…ということではなくて、かなり長い年月をかけた親交があり、私の方でも何度かお声がけをしていたところ、今回条件があったので入党いただき、公認をとっていただいた」と強調した。

 梅村氏は維新離党後、大阪府民に6年間の活動の審判を仰ぐ機会を求めていた。当初は「もうこのまま、すごろくで言えば1回休みをした方がいいのではないかと思いました」と参院選不出馬も考えたものの、支持者の声に応えたいという思いがあったという。

 「何としてでも梅村みずほという選択肢を府民の皆さまにご提示したいと強く思いました。SNS上などでは既にうわさが出ていますけれども、自民党に公認申請したのではないか、国民民主党に行こうとしたのではないか。これ、事実です。そして参政党も同じだったんです。私にとって、自民党も国民民主党も、今回入党させていただいた参政党も私の力を役立たせていただくことができる政党なのではないかと思っていたからです」と、自民党、国民民主党からの出馬も模索していたことを正直すぎるほどに認めた。自民には公認申請を出したが「書類ではねられています」とした。

 梅村氏は「神谷代表の記者会見を見てしまった。記者クラブが5人、現職議員がないと党首討論に参加させて差し上げることができませんとおっしゃっている。これは不条理だということで、神谷さんが記者会見述べられていたのを見て、私は最後の1人目になることができる」と決断した。

 参政党は梅村氏の入党で所属国会議員が5人となり、政党要件となる「所属国会議員5人以上」「直近の衆院選、参院選の得票率が2%以上」の条件2つを満たし、日本記者クラブ主催の党首討論会への参加も決まった。「全国比例区であれば、大阪府民の皆さまにも名前を書いていただける。現職であり(議員)バッジを持っている私が入党することで、神谷代表がメディアで大活躍できる。全国を駆け回って候補者たちを応援することで、参政党の票の底上げに、いくらか貢献できるのではないか。そういったことを考えて決断をした次第です」と説明した。

 参政党は政党支持率で自民、立憲民主に次ぐ3位となったとの一部世論調査もある。梅村氏は、参政党が掲げる「日本人ファースト」を挙げ「誰もが心のどこかで持っていたんではないか。けれども、こんなことを言うと差別主義者だと言われてしまうんじゃないか。そんな思いで、内に秘めていたものを堂々と掲げてくれる政党が出てきたという希望なのではないか。このまま、自分の生活が、日本が持つのかという危機感を国民の皆さまが募らせている。何とかここで状況を打開しなければという日本人の生存本能が、支持率の上昇につながっているのではないか」と分析した。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース