東京都議選(定数127)が22日、投開票され、4人を擁立した参政党は世田谷区、練馬区、大田区で3人が当選。都議会で初めて議席を獲得した。
都議選の結果を受け、党が23日、談話を発表。「都民の意識改革と政治参加を通じて『東京から日本の再生を始める』ことを目指し、一人でも多くの方に参政党の名前と政策を知ってもらうため全力を尽くした。投票先を決めていない有権者が約半数を占める中、候補者の地道な街頭活動と精力的なSNSでの情報発信が相乗効果を生み、若年層を中心とした支持を獲得することができた。初めての都議選で3名の候補者が当選を果たし、都民の期待に応えられるよう全力で取り組む決意だ」とした。
神谷宗幣代表(47)は、都内の党本部で開票を見守った。「知名度がない政党なので、認知を上げていこうと、本部で企画をして認知度が上がるような活動を重ねてきた。批判もあったが、賛否両論が巻き起こって、ネット上で認知度を高めることができた。SNSの検索では、参政党が圧倒的に他の党よりも検索数が多いというデータもある。それがうまくいって、当選のひとつのきっかけではないかと思っている」などと述べた。
躍進した参政党だが、神谷氏は23日のXで、22日夜に放送されたテレビ各局の都議選開票特番で生のインタビューはなかったと指摘した。「おかしいなあ。私、開票センターにいるのに、なぜ録画を流す?インタビューできますけど?初議席獲得だから普通インタビューしませんか?おーい」と疑問視した。
別の投稿では「開票センターを開きましたが、またまた地上波でのLIVEインタビューはなし。議席を得られなかった党のインタビューはあるのになぜ参政党はないのか?」と主張。「その辺もしっかり胸に刻んで参議院議員選挙に向けてより闘志を燃やしていきます」とした。