俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが、かつての「ライバル」である俳優のシルベスター・スタローンとの確執と、ビジネスを通じた和解の経緯を明かした。
1980年代から90年代にかけてアクション映画界でしのぎを削った2人は、長年にわたり互いに敵意を抱いていたという。シュワルツェネッガーはシリウスXMのラジオ番組で「私たちはお互いを憎んでいた。お互いを攻撃し合い、意地悪なことをしたり、意地悪なことを言ったり、そんなくだらないことをやっていたんだ」と明かした。
その後、ロバート・アールとキース・パリッシュとタッグを組み、レストラン「プラネット・ハリウッド」のフランチャイズに着手。スタローンの担当も兼任していた自身の顧問弁護士から「アーノルド『プラネット・ハリウッド』にスタローンを入れる余地はありますか?」と聞かれたという。
この提案にシュワルツェネッガーは「それはいいアイデアだ。私たちを一つにできる」と乗った。「私はそれを望んでいた。あの頃の私は、もう狂気から抜け出していたんだ」ととっくに憎しみは消え去っていたことも語った。
「プラネット・ハリウッド」は1991年にニューヨークで開業し、ブルース・ウィリスら大物俳優たちの参加を得て大きな話題となった。シュワルツェネッガーは「私たちは成功したよ。そしてブルース・ウィリスやウーピー・ゴールドバーグが『プラネット・ハリウッド』の一員となり、チャック・ノリスも加わった…まさに国際的なキャストだったね」と振り返った。
現在では友人となった2人は、最近放送されたインタビュー番組「TMZプレゼンツ:アーノルド+スライ:ライバル、友人、アイコン」で再会し、長年のライバル関係が「互いのキャリアにとって非常に役立った」と語り合っていた。