今年の「第67回グラミー賞」で「最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞」「最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞」の2冠に輝いた歌手歌手のサブリナ・カーペンター(26)が、コンサートへのスマートフォン持ち込み禁止を検討している。最近、シルク・ソニックがラスベガスのコンサートで観客のスマートフォンの持ち込み禁止を実施したことで、「美しい」雰囲気が作り出されていたと感じていたという。
表紙も務めた「ローリングストーン」誌の取材で、シルク・ソニックやアデル、マドンナらと同じような方法を取り入れたいかと尋ねられたサブリナは「私のファンには嫌がられるでしょうけど、もちろんよ」と認めた。「シルク・ソニックを見にベガスに行ったんだけど、そこで私の電話は預けさせられた。コンサートであれほど良い経験をしたことはないわ」と自身の体験を振り返った。「まだ生まれてなかったけど、70年代に舞い戻ったような気分だった。自分がそこ(会場)にいると感じたし、みんな歌って踊って、お互いの顔を見たり、笑いあったり。とにかく本当に美しかった」と語った。
コンサートでスマホを掲げる姿は、自身の世代にとって「ごく普通のこと」となってしまっているという。思い出を収めたいという気持ちは理解できるものの、年を取ってもまだ自分がツアーをしていたら、顔にズームインされたくないだろうと続けた。