スカーレット・ヨハンソンはスター勢揃いのマーベル作品と携わる中で少し窮屈さを感じていたそうだ。ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフとして『アイアンマン2』から「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズを経て自身のスピンオフ作品『ブラック・ウィドウ』まで数々のマーベル作品に出演したスカーレット、撮影期間中は髪を切ったりネイルをすることもできず、「魅力的な仕事をしていない」と思った時期もあったという。
インタビュー誌でスカーレットは「私が参加したいくつかのマーベル映画では自分のキャラクターがきちんと描けているものもある」「『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』なんかはクリス(エヴァンス)と一緒でとてもダイナミックだった。でも別の作品ではキャラクターが膨大すぎて、筋書きも多すぎ、自分はそれを進めるための駒だって思い始めてくるの」と明かし、「そしてそれが5か月半続いて、ネイルもできないしヘアカットもダメってなる」「大した問題ではないように思えるけど、長い期間この仕事に取り組むわけだから俳優として魅力的な仕事をしていないと、ちょっと閉じ込められたような気分になったりする」と続けた。
同誌の企画でスカーレットは同じく俳優のデヴィッド・ハーバーに質問、ほぼ10年に渡りネットフリックスドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(今年11月末から配信されるシーズン5で終了)に携わったデヴィッドはスカーレットの気持ちを理解できるとして、「この番組でも同じだった。シーズンによっては『自分はもっと別の方向に行こう』と思ったりもしたよ」「君が言うように自分の精神の一部がこのグループと物語に占められている。私はネイルをしないけど髪が切れない、ヒゲが剃れないとかね」「同じビートをずっと演奏しなきゃいけない。そこで『リスクを冒したい。皆が見たことのない自分を見せたい』ってなる。だから10年を経て(終了が決まり)『オッケー』って感じだね」と語った。