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異例の理由で大バズリ!ただの絆創膏に22万いいね 熊本の医薬品メーカー「社内も興奮状態」社長も目が点ww

藤丸 紘生 藤丸 紘生
22万件の「いいね」が寄せられた“ただの絆創膏” リバテープ公式X(@libatapeseiyaku)より
22万件の「いいね」が寄せられた“ただの絆創膏” リバテープ公式X(@libatapeseiyaku)より

 ある医薬品メーカーがXに投稿した「ただの絆創膏」の画像に20万件を超える「いいね」が集まり、大反響となっている。

 「一度でいいので ただの絆創膏でバズって社長の驚く顔が見てみたい。」という言葉を添えて絆創膏の画像を投稿したのは、医薬品メーカー「リバテープ製薬」(本社・熊本県熊本市)の公式X。社名でもある看板商品「リバテープ」の画像1枚でバズりたい、というなかなか無茶な願いだ。

 ところが、これが願い通り、いやそれ以上の大バズり。9日昼に投稿されてから3日間で「いいね」は22万件、インプレッション(表示回数)は約1800万回をかぞえる。Xユーザーからすれば拡散しても得があるわけではないが、「なんか面白い」「バズらせて社長の驚かせたい」というSNS特有の“ノリ”が連鎖。結果、異例の「これといった理由なき大バズり」が完成した。

 投稿から一夜明けた10日朝、再びXが更新され「【ご報告】社長、まじで目が点になる。」として、橋爪淳代表取締役社長が仰天する写真を投稿。驚異の大バズりをパソコンで確認し、目を見開く様子は「驚く顔」以外のなにものでも無く、これもまた「いいね」が10万件以上寄せられている。

 同社広報企画課のSNS担当者はよろず~ニュースの取材に「担当である私も、社長も、そして社内全体も興奮状態です」と、想定以上の反響について心境を明かした。「リバテープ製薬=絆創膏」というイメージにつながる投稿を目指し、シンプルかつ応援しやすい内容を検討した結果、「ただの絆創膏でバズり、社長の驚く顔をみる」に行き着いたという。

 目標は10万インプレッション程度だったが、それをはるかに上回る成果。「社員も知人から『リバテープ、バズってるね』と話が入ってくるようで、認知拡大はもちろんですが、社内の活気にもつながったと考えています」と手応えを口にした。

 熊本を中心に九州で高いシェアをほこってきた「リバテープ」。日常会話でも「絆創膏」ではなく「リバテープ」と呼ぶ人も多いのだとか。しかし、同担当者は「近年、熊本でも絆創膏のことを『リバテープ』と呼ぶ人が特に若い世代を中心に減少している」と危惧。そんな中、「SNSの爆発力を通じて『リバテープ』が全国に広まったことが何よりも嬉しく思います。また、普段は目立たない『絆創膏』というジャンルでSNSが盛り上がったことも嬉しいです」と今回の反響の意義を実感している。

 実際、SNSでの反応の中には「リバテープって何?」「初めて聞きました、リバテープ」と初耳の人も当然いたが、「祖父がリバテープ派だったのでドラッグストアなんかで見かけると懐かしい気持ちになります」「懐かしい!!!熊本のばあちゃんが『リバテープ』って言いよったわ!」と同投稿をきっかけに思い出を懐かしむ声も多数あった。今回の反響を「これといった理由なき大バズり」と表現したが、もちろんその要素もある一方で、郷愁を誘った面もあったようだ。

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