株式会社リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」はこのほど、高校生795人と保護者310人を対象に「反抗期」に関するアンケートを実施、結果を公表した。
高校生に「自分は反抗期だと思う?」と聞いたところ、「もう終わった(20.4%)」「どちらかといえばそう思わない(9.9%)」「そう思わない(23.3%)」を合わせて半数以上が穏やかな状態であると回答。保護者に対して聞いた結果も、48.7%が「そう思わない」だった。
反抗期ではないとした理由については、「保護者や先生に対して尊敬している・好きである」が32.4%で最も多かった。また、子どもとの会話時間が増えるにつれ、保護者は「反抗期と思わない」と回答する傾向にあった。
保護者に自身の高校時代と比べて、今の高校生の反抗期をどう思うか聞いたところ、40.0%が「減っている」と回答。「自分が高校生だったころは、親とケンカするのが当たり前だった。でも今の子はやさしいし大人っぽい(50代女性・神奈川県)」「息子は無口だけど、反抗的な態度はいっさいない。大人びてるなあと感心する(40代男性・埼玉県)」といった声が寄せられた。
高校生に保護者から言われて一番イラッとする言葉を聞いたところ、「○○ばっかりやってないで、少しは○○しなさい」「もう○○は終わったの?」「このままだと○○できないよ」「どうするつもりなの」「何回言わせるの」などが上位に挙がった。「イライラ」と「干渉されたくない」という二つの心を煽るような言葉に敏感に反応するようだ。