家賃が安く魅力的に見える一方で、気になる理由もある「訳あり物件」。インターネットリサーチのNEXERはこのほど、株式会社INTERIQと共同で、全国の男女1000人を対象に、「訳あり物件を紹介された経験」についてのアンケートを実施、結果を公表した。
部屋探しの際、訳あり物件を紹介された経験について、「ある」と回答した人は3.8%。大半の人は紹介された経験がなかったが、紹介された人に経緯を聞くと、「家賃の安い物件を希望したら、訳あり物件を紹介された(40代女性)」「あらゆる物件を時間をかけて吟味していたら、瑕疵(かし)有り物件も紹介された(40代男性)」「えらく家賃が安い部屋があり、倉庫用と書いてあったので、事情を聴くと、前の住人が死んだ部屋でした(50代男性)」といった声が挙がった。
紹介された訳あり物件について、どう感じたか聞いたところ、「住んでみたいと思った」が10.5%、「検討してみようと思った」が26.3%で、合わせて3人に1人以上が前向きだった。理由としては「安い(30代男性)」「壁を貼ればわからない(40代男性)」「多々の物件の中で個人的に好みがあった(60代男性)」「気にしなければ経済的だと思う(70代男性)」など、やはり値段の安さを挙げる声が多かった。
紹介された訳あり物件に実際に住むことを検討したことがあるかを聞くと、28.9%が「ある」と回答。「安い(30代男性)」「良い物件だったから(50代男性)」と訳ありでも意に介さない人は約3人に1人いる結果となった。
◆株式会社INTERIQ(https://www.realestate1201.com/)