いにしえの自作パソコンが今も稼働する姿がSNS上で大きな注目を集めている。
「祖父に頼まれて高校生の頃組んだ自作PCが、祖母のパチンコ専用マシンとして20年後も稼働していてびっくり🖥️」と件のマシーン紹介したのはロボット開発者の水藤裕太さん(@yutasuito)。
水藤さんの祖母が楽しんでいのは正確にはパチンコではなく「ピンボール」なのだが、ともあれ20年前に組んだWindowsXPが用途を変え今も愛しい人の役に立っているというこの感動のストーリー。水藤さんに話を聞いた。
--パソコンを自作された経緯は?
水藤:小学校の頃からパソコンに興味があり、小学5年生の頃には家のパソコンを勝手にダイヤルアップでインターネットに接続し、情報を集めていました。
中学2年生で自分用として初めての自作PCを組みました。そのことを知った祖父が、写真の編集、印刷用に高スペックのPCが欲しいとのことでしたので製作に至りました。
--お祖母さまが今もパソコンを使っていると知ったご感想を。
水藤:祖母の家を訪問した際に奥の部屋で見つけました。快調に起動したことに驚き、デスクトップにあったショートカットでゲームを起動すると、大きな起動音と共に当時の記憶が蘇ってきました。
--ご投稿に対し大きな反響がありました。
水藤:軽い気持ちで投稿したので、こんなにも多くの方がパソコン愛とおばあちゃん愛を持っているのかと驚きました。悪意のあるコメントもほとんどなく、微笑ましくコメントを読ませていただきました。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「CRTディスプレイとかフラットベッドスキャナーとか
物持ちの良さに本体が綺麗なのが品の良さを伺わせます
あと、さるぼぼ可愛い」
「うちの大叔父のWin2000マシンもそんな感じです
町内会の会計や記録をexcelでつけてるのにしか使ってない。」
「はじめて組んだPCを思い出すスペックw
懐かしいな
周辺を見るとさすがにネットには繋げていないようだけど、どういったことに使用していたのか気になります」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。年々スペック競争が加速するパソコン業界だが、こういった温かな世界線も成立しうるのだとあらためて思わされる話題だった。
なお今回の話題を提供してくれた水藤さんはロボット開発者として除雪ロボットや草刈ロボットを開発し注目の人。ご興味ある方はぜひ「Roktrack」のメーカーサイトをご覧いただきたい。
水藤裕太さん関連情報
Xアカウント:https://x.com/yutasuito
Roktrack:https://roktrack.com/