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突然の引退から16年…小阪由佳が激白「人生、乗り越えてきた」“洗脳”とけて事務所設立、不惑のグラビア復帰も

北村 泰介 北村 泰介
芸能事務所を経営する実業家の小阪由佳。40歳を前にグラビア・アイドル復帰も決意した
芸能事務所を経営する実業家の小阪由佳。40歳を前にグラビア・アイドル復帰も決意した

 2000年代に活躍したグラビア・アイドルで、現在は2つの芸能事務所を経営する実業家の小阪由佳がよろず~ニュースの取材に対し、芸能界での波乱万丈の日々を踏まえて、その体験を活かした経営者としての思いを明かした。6月で40歳となる節目の年、自身もグラビアに挑戦する〝不惑の再出発〟に向けた決意も語った。

 小阪は04年、19歳の時に「ミスマガジン」グランプリを受賞して芸能界入り。バラエティー番組やドラマ、映画など幅広く出演したが、09年に芸能界を引退し、翌年には約20キロ増量した姿でメディアに登場して衝撃を残した。

 芸能界から一時離れた小阪は15年に千葉県市原市で保育園を立ち上げた。自身の現場経験は他の保育園も含めて8年になる。この保育事業に関しても「新しいプランを考えています」という。現在は「株式会社グラビアアイドル」と芸能事務所「Cheer Lead(チア・リード)」の社長を務める。両社に対するスタンスは異なる。

 「グラビアアイドル社には約30人所属しています。20年に立ち上げたチア・リードには、おにぎりの魅力を世界に発信する〝おにぎりタレント〟もいます。グラビアアイドル社での私は『社長』として『売れそう』な子をビックアップし、やる気があっても厳しいなという人にはっきりと伝える。それに対し、チア・リードの方は自分の経験も踏まえて育てることの方が大きくなっていて、私は『親』ですね。そういう意味では、チア・リードは名前の通り、夢を応援する育成会社です。世の中に出る子を生みたいという共通認識はあるものの、売り方には固執せず、将来、この子はどうしたら満足できる生活が送れるのかということを考え、タレント本人の自立を目標にしています。芸能界が甘くないことは知っていますので」

 自身が悩んだ若き日の体験が現在の活動に反映されている。12年に出版した著書では精神が不安定な時に出会った女性からの〝洗脳〟など、突然の引退劇の背後にあった出来事を綴った。今年1月にはYouTubeで、5月には約6年ぶりに再開したブログで自身の洗脳体験に改めて言及した。

 「洗脳されている期間は1年くらいで、(洗脳が)解けたきっかけは(相手に)殴られたからです。大きなきっかけはそこですね。2009年くらいのことだと思います。自分は今、40歳を前に『人生、乗り越えてきたな』という自負がすごくあって、自分が今まで芸能界で人に裏切られたりとかしてきた中で、自分のやりたいことをやってきた道程が本当に勇気になるのなら発信したいと思って、この5月からブログもまた始めました」

 実体験を踏まえた事務所の指針も示した。

 「タレントさんってずっと不安なんですよ。売れている人でも、いつ仕事がなくなるか分からないとか、スキャンダルにおびえたりとか、いつ何が起こるか分からない、すごく将来が不安定な中で生きている。売れてない子も売れていないという不安の中で生きている。だから、人生を安心して過ごすためのスキルもちゃんと事務所が教えてあげないとしんどいなと思っていて、立ち上げた時から『うちは芸能事務所だけど、手に職を持ちなさい』とずっと言ってきていて。今もそれは変わらない。タレントとして王道の売れ方ができるのは一握りだけ。だから、自分の手に職を持つものを見つけて、それで生活ができるようにすることを目的としている会社です」

 社長としては「大変なことしかないんですけど」と笑う。「午前中から夜の会食までずっと人に会って、残りの返信とかたまったLINEとかを夜中に返してというのを繰り返していて、根を詰めている感じはありますね」。6月27日の誕生日で40歳になる。自身もタレントとして芸能界復帰を表明し、グラビアに再挑戦する。

 「6月には大きいグラビア雑誌の撮影も決まっているので、『復帰した』という意識はありますね。グラビアも昔は16~27歳くらいのカテゴリーだったと思うんですけど、今は若い子ときれいなお姉さん系の「ヤング/アダルト」と2つに分かれています」 

 その「アダルト」に〝参戦〟する。「会社としての目標も私個人の目標も明確にあって、そのビジョンもブレていないので、これからもやっていきます」。小阪は前を見据えた。

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