23日放送のABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(金曜、後11・17)では、せいや探偵が「96歳祖父から伝わる『おならの歌』」を調査。依頼者の家に伝わる「おならの歌」のルーツに迫る。
依頼は徳島県の女性(25)から。“歌”といってもメロディーはなく、俳句や川柳のように詞を読み上げるもので、家族の誰かがおならをした時に、皆で一斉に「屁をひって かならずはじとおもうなよ 屁にはななつのとくがある おとありかぜありにおいあり えんしょいらずのたまいらず しりのほこりがとれてさっぱり まだそのうえにぷーすーぴーのさんしゅあり」と言う。
この歌は現在96歳の祖父から家に伝わるもの。祖父はかつて船乗りをしており、約70年前、当時20代の時に船内で同僚から聞いたというが、そのルーツについて詳しくは分からない。この「おならの歌」は一体いつできたのか、どこから来たのか、そのルーツが知りたい、というものだ。
依頼者の祖父いわく「屁の恥ずかしさを紛らわせる歌」で、最後の「まだそのうえに…」の詞は祖父のオリジナル。そこで、徳島港で船乗りに調査するも、全員が聞いたことがないという。しかし、民俗学専門の大学教授はこの歌を聞いて「様々な時代のフレーズの集合体のようなもの」と解説。江戸時代の書物や明治の辞典に載っている、この歌の元と思われるフレーズを紹介する。そして最後は、この歌にメロディーをつけることになったが…。
同放送回では「亡き母のロールキャベツ」(竹山隆範探偵)、「200キロ黒豚ウィリアム お引越し」(桂二葉探偵)も調査。局長代理は石田靖が務め、顧問として片岡愛之助が登場する。