斎藤知事「元県民局長の遺族に謝罪すべき」との指摘に「どういう形で対応していくか考えていく」

杉田 康人 杉田 康人
定例会見に臨んだ兵庫県の斎藤元彦知事=県庁
定例会見に臨んだ兵庫県の斎藤元彦知事=県庁

 兵庫県の斎藤元彦知事(47)が20日、県庁での定例会見で、16日の県議会総務常任委員会で委員から「県として正式に、知事から謝罪すべき」などと、斎藤氏のパワハラ疑惑などを告発した元県民局長(24年7月に死亡)の私的情報が漏洩しSNS上で拡散した問題をめぐり遺族に対し謝罪すべきだとの指摘が出たことについて言及した。

 斎藤氏は「県の情報が漏洩したということについては、先日の会見でも申し上げましたけれども、県民の皆さんにご心配をおかけしますし、大変申し訳ないと思っています」と、これまでの説明を繰り返した。

 記者団から「謝罪するのか、しないのか」と問われた斎藤氏は「今後情報の保有者であった県として、どういう対応をしていくかっていうのはこれからの検討だというふうに考えています。今回、第三者委員会の報告が出まして、システムの強化をしていくということなどやるべき課題というものが見えてきた。しっかり対応していく中で、様々な対応というものを検討していく」と話すにとどめた。

 元県民局長の遺族に対して、直接謝罪する意思を改めて問われた斎藤氏は「そこはお相手のある話ですから。どういう形で対応していくのかっていうことはこれから人事課などを中心に考えていく」と答えた。

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