ライブのチケット代いくらまでなら出せるか 当選の〝秘策〟は… イマドキ「推し活」事情

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
※画像はイメージです(maru54/stock.adobe.com)
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 SNS総フォロワー11万人の「推し活応援メディア」を運営する株式会社Oshicocoはこのほど、フォロワーを対象に「オタクのチケット事情調査」を実施、1472人の回答を得て結果を公表した。

 調査によると、86%がコロナ前よりチケット代が「高くなったと感じる」と回答。最近では、K-POPを中心に〝アップグレード制度・VIP席チケット〟などが登場し、チケット価格の高騰はさらに進んでいるのが実情だ。

 高騰しているチケット代だが、「どのくらいの金額まで出すことができるか」という問いでは、「5001~1万円(36%)」と「1万1~1万5000円(34%)」が拮抗(きっこう)する結果に。「5001~1万円」は、国内アイドルのチケット代の相場で、国内アイドルやアーティストはコンサート・ライブ数も多く、1万円以内のチケット価格が主流であるためこの金額帯が妥当だと考える推し活層が多かった。「1万1~1万5000円」は、主に国外アイドル(K-POP)のコンサートチケットの定価金額に近い。特に海外拠点のアイドルやアーティストは公演数が少なく、1回あたりのチケット代が高くなる。しかし、その1回を貴重な機会として捉え、最近では「通常の価格」として受け入れられている。

 一方で、推しのためなら「無限∞」に支払えると回答した層が27%、つまり4人に1人が金額の上限を設けない姿勢を示している。単なる経済的余裕を示すものではなく、推しに対する強い熱量がこのような価値観を生み出しているといえる。

 「チケット当選のためにやっていること」は大きく分けて四つの回答に分類された。『願掛け』では、「神社に祈願・パワースポット巡り」「推しの祭壇、グッズに毎日お祈りする」「天赦日、一粒万倍日、大安の日に申し込む!」など、文字通り神頼みで運気を上げようと試み、『マインド作り』では「外れる!と思うと当たっていることが多いので、もう何も考えないようにする」「当選した自分を想像する」「無心、無欲が1番!」といった声が寄せられた。

 「発表まで推し以外見ない」「推しの曲しか聞かない」「富士山に叫ぶ」といった『自己流ルーティン』に励む人もいれば、「とにかく仕事、勉強を頑張る」「ゴミを拾う、掃除をするなど一日三善」など、『徳を積む』ことで当選確率を上げようと考える人もいた。推しの晴れ舞台へ駆けつけるため、ファンはさまざまな〝努力〟を重ねているようだ。

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