歌手のケシャ(38)は、『ティック・トック』(Tik Tok)のリリースに懐疑的だったという。2009年8月にリリースされた同曲だが、シングルにするには「バカすぎる」と感じていたそうだ。
『ジェニファー・ハドソン・ショー』に出演したケシャは同曲の大ヒットを確信していたのかと尋ねられると「ノー、全くもって!『ティック・トック』を書いている時は変な感じだったわ。自分がバカになればなるほど、曲は良くなっていくから。混乱したもの、私は自分を知的な人間と思いたい方だから。でもどんどんバカになっていて、更に良くなっていった」と振り返り、「出来上がった曲を聴いて、『これバカ曲にも程がある』って思ったわ。それが現時点で15億回くらいの再生なんだから」と続けた。
そんなケシャは作詞に関して、ドリー・パートンやピットブルのヒット曲を手掛けたこともある母親ペベ・セバートから学んだことが大きいそうで、「私の母親はソングライターで小さい頃から私に曲の作り方を教えてくれた。母親と一緒にスタジオに行き、ギターケースの中で寝たりしていた」と懐かしみ、「学校から帰ってきて、『ママ、あの男の子に意地悪された』って話したら、『じゃあそのことを歌にしなさい』って。私たち家族にとってあらゆる事の対処法だったの」と明かした。
そんなケシャは以前、曲作りは「神聖なもの」で、ポップミュージックは「僅か3分半で気持ちを変え、気分を変え、全てのエネルギー周波数を変えることができる秘法」と語っていた。