政治団体・NHK党の立花孝志党首(57)が16日、国会内での定例会見で、15日に団体名と参院の会派名を「NHKから国民を守る党」から「NHK党」に変更した経緯を説明した。
立花氏は「そんな強い思い、理由みたいなのはなくて」と前置きして「NHKから国民を守る党で国政政党にならさせていただいたのが6年前(の参院選)。その後数々の党名変更があって、実は3年前(の参院選)はNHK党で(候補者が)立候補していました」と振り返った。
参院選比例代表の党名の略称について「本当に事務的なことで『NHKから国民を守る党』を正式名称にすると、略称を『NHK』あるいは『NHK党』のどちらかを選ばなきゃいけない問題がありまして。もし(略称で)『NHK党』を選んじゃうと『NHK』が無効票になる危険があると。そういう意味では、我々もNHK党と普通に言っている。NHK党はNHKの被害者をお守りするっていうイメージは十分ついているかと思いますんで、あえて正式名称を『NHK党』、略称を『NHK』」と説明した。
立花氏は「中央選管に届ける名称になります。(投票用紙に)省略した時に『NHK』しか書いてない場合に有効にしてもらうためになります。通常『NHK』しか書いてなければ1票、有効票でカウントされるんですが、変な選管は『NHK』しか書いてなければ『公共放送のNHK』のことを意味しているからNHK党という意味ではないので無効っていう事例もあったので。後々争うにも面倒くさいということで、正式名称を『NHKから国民を守る党』改め『NHK党』にして、選挙での略称を『NHK』にさせていただいた」と語った。
参院会派のNHK党には浜田聡(48)、斉藤健一郎(44)の両参院議員がいる。
NHK党は、これまで「NHKから自国民を守る党」「古い政党から国民を守る党」「嵐の党」「NHK受信料を支払わない国民を守る党」「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」「政治家女子48党」などの改名歴がある。