元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が10日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。公益通報者保護法に関する発言について消費者庁から「公式見解と異なる」と指摘された兵庫県の斎藤元彦知事が「真摯に受け止めたい」としたことに対して「斎藤さんは受け止めた後何もしない」と指摘した。また、斎藤氏が12日に県幹部職員とパワハラ研修を受講することについて「告発は大金星だった」と皮肉を込めた。
橋下氏は8日に更新したXで、「国の公式見解と異なる」との消費者庁からの指摘に対して斎藤氏が「真摯に受け止めたい」と発言したことを報じた記事を引用し、「民主国家の権力者として、真摯に受け止めた後どうするかが問題。これまでの斎藤さんは受け止めた後何もしない。 権力者失格。」と断じた。
斎藤氏は国からの指摘に対して「消費者庁としての一般的な法解釈のアドバイス」としてメールを送られたという認識を示し、「この点については、私としても真摯に受け止めたいという風に考えています」と述べたが、「誹謗中傷性の高い文書ということで、今回の文書問題に対する対応については適切だった」と改めて主張した。
また、橋下氏は9日夜に更新したXで、斎藤氏が県幹部約200人と研修を受講することについて触れ、「亡くなった県民局長の告発がなければ斎藤さんがパワハラ研修を受けることもなかったし、自分のコミニケーションに問題があったと認識することもなかっただろう。告発は大金星だった」とポストした。
橋下氏の投稿に対し、Xユーザーからは様々な意見のほか、「死者が出ている状況で大金星はいかがなものかと…」いった声もあった。