国民・榛葉幹事長 参院選比例で擁立の山尾志桜里氏「プライベートの問題は詳しく存じ上げません」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部

 国民民主党の榛葉賀津也幹事長(58)が16日、国会内での定例会見で、14日に同党が参院選比例代表で擁立を決めた山尾(菅野)志桜里元衆院議員(50)、須藤元気元参院議員(47)らにSNS上で批判が出ていることについて言及した。

 過去の不倫疑惑が取り沙汰されている山尾氏について、榛葉氏は「彼女のプライベートの問題は、私は詳しくは何がどうなったか存じ上げませんが、彼女自身がしっかりと整理をして、本来である政治の方向に支障のないようにしっかりと頑張ってほしい。私個人的には、プライベートの問題はあまり詮索するつもりはありません」とした。

 山尾氏は、15日にSNSで「女系天皇の議論を避けつつ、女系天皇の選択肢を排除する進め方は間違っている」などと投稿。党との主張の相違を、記者から指摘された榛葉氏は「山尾さんは、議論することが大事とおっしゃっていた。議論するのは自由。我が党には、いろんな考えがあります。まとまったら、その方向でやると言うことですから。ご自身の考えている『こういう考え方もあるのではないか』『こういう議論もあるのではないか』それもだめだということは、我々は言論封鎖のようなことはしません」と擁護した。

 新型コロナウイルスワクチンや、原発についての過去の発信が問題視されている須藤氏について「私確認しました。須藤さんは反ワクチンではないです」と強調。「子どもの安全や健康の安全といったものをしっかりと大事にしなければいけない。しかしそれは、科学的論拠に基づいて、しっかりやりますというふうにおっしゃいましたし、原発についてもですね、同じように、代替エネルギーがない現状について、我が国の電力の安定供給は極めて大事。その中においては、現時点では原発が極めて重要な電源だと、ベースロード(一定量の電力を安定的に供給する電源)だとおっしゃってました。私は彼本人からその言葉を確認してますので問題ない」と述べた。

 「政党というのは、一つの幕の内弁当みたいなもの。いろんな具が入っているんですよ。『俺これ食べたらちょっと、アレルギー体質だから』って、それ食べなきゃいいんです。『これ不味そうだな』と思って、食べたら栄養があるのもあるし。好き嫌いがあるんですよ。でも、いろんなものが入るから、ひとつの弁当になるんですよね」と、幕の内弁当に例えた。

 榛葉氏は「ネット上で様々な賛否があるのは承知しています。しかし、いろんな方がいろんな歴史や過去を背負いながらも、この党のためにこの国のために頑張りたい。その思いでいて、この人許せないっていう方もいれば、ぜひこの人を応援したいんだ、この人と一緒に頑張りたいんだという人がいるからいろんな議論の末、公認が出る。全国比例ですから、切磋琢磨です。そして頑張った順に当選する。私は幹事長として、党の枠をしっかり取るのが私の役割。評判が悪ければ、その方は札が入らないだけですから。それぞれの比例の候補者がそれぞれの良さを活かして、頑張ってほしい」と説明した。

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